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幻の酒“田村”への道、序章(笑)
2010-04-17 Sat 21:37
2010年4月17日(土)

夫は、素敵な住居とか、カッコイイ車とか、高級なブランドスーツ
とか…そういったものには、一切関心がない。
でも、「美味しい酒の話」には、間違いなく反応する。
特に、レアものの日本酒や焼酎の話などを聞くと、
「一度飲んでみたいねえ…」
と、必ずなるのである。

そんな夫が、ここ1、2年ほど憧れているのが、福島県の某蔵元が
醸造している自然酒、「田村」だ。
一時期は、「田村を求めて、福島旅行をするか」…なんて、言ってい
たくらいの執心ぶり。
(「え~…? 会津に行ってきたばかりじゃん!」と、その時の私は
 答え、取り合わなかった。)
夫は、“田村”がテレビで紹介されたのを見たらしいのだが、何でも、
卸先の店も限定されている希少な酒だそうで、入手が極めて困難
なため、「幻の銘酒」と呼ばれているらしい。


さて、つい先日のこと、夫がいつものように高田馬場で飲んでいると、
知り合いの、“(旧)居酒屋・N川”のママがやって来たと言う。
ママ…と言っても、お年は優に80を越えていそうなおばあちゃんだ。
ママの店は高田馬場でも1、2を争うほどの古い店だったが、昨秋、
とうとう店を閉めた。
私も何度も夫に店に連れて行ってもらって、ママのことはよく知って
いるから、常連さんが集まってママとのお別れ会をした時には、私
も参加し、ママに似合いそうな花…と思って、カサブランカを持って
いったりしたのだった。
(若い頃のママがとびきりの美人だったという逸話に、夫などは首を
 傾げるのだが、女の私の目から見ると、絶対女優さんみたいに綺
 麗だったろうと思う。しかも、長年女手一つで飲み屋をやってきたと
 は思えないような気品と無邪気さがあって、私はこのママが好きだ。
 生来の性格もあるのだろうが、多分客層にも恵まれていたのだろう。)

お店を畳んだと言っても、ママはまだまだ元気だし、もともと店の近く
に住んでいたので、今も高田馬場界隈に出没し、かつての常連さんに
おごったりおごられたりしながら、時々飲んでいるという。
それで、先日、夫と会ったというわけだった。

ママ 「 Kちゃん(ママは夫のことをそう呼ぶ)、Kちゃんが前から飲み
   たがっていたお酒ね、ほら、ええと…」
夫  「…田村?」
ママ 「そうそう、田村。 私、お先に頂いちゃったわよ!」
夫  「えっ、どこでですか?」
ママ 「私の知ってるお寿司屋さんで」
夫  「へえ…。この辺で田村が飲める店があるとは思わなかったな」
ママ 「だからね、Kちゃん、 田村が飲みたかったら、私がいつでも
   そのお寿司屋さんに、連れてってあげる」

それを聞いて、夫は、次の機会を待たず、その足でその寿司屋に連
れて行ってもらうことにしたそうだ。
ママに寿司をおごってでも、田村を飲みに行く価値は十分にあると判
断したのだろう(笑)。

しかし、夫の話は勿体ぶっていて、前置きばかりで、なかなか話が先に
進まないのだ。
何だか妙な感じを受けながら、

私 「…すご~く高いお寿司屋さんだったんじゃない?」
夫 「いや、そんなことないよ」
私 「…良かったじゃないの、念願の田村が飲めて。 どうだった?
  美味しかった?」

夫 「……」

私 「飲めなかったの? …飲んだんでしょ?」

夫 「飲んだよ…














   村田 をな!」




…“田村”じゃなくて、“村田”!

私 「今日のオチはそれかい!!」(爆)
    
[ 続きはここから… ]

確かに似た名前だと、ひとしきり大笑い。

ママも、寿司屋に入ってすぐに間違いに気づいたらしく、「あ…」と言って
立ちすくんだそうだ。

ママ 「ごめんね、Kちゃん…、今日は私がおごるから」
夫  「…いや、いいよ、こんな面白いネタができたんだから」(泣き笑い)

と言うことで、寿司を食べ、村田を飲んで、夫は帰宅したのだった。



面白い話だからブログに書こうと思い、翌日、私はネットで「田村」と
「村田」のことを調べてみた。
すると、「幻の銘酒・田村」のことはすぐ出てきたが、「村田」の方は
検索しても 1件も出てこないのだ。

…はは~ん、話を面白くする為に、夫のヤツめ、話を半分創作したな…
「田村」じゃなくて「村田」だなんて、話が出来すぎだもんな…)

それで、その晩、夫を問い質した。

私 「あなた、昨日の話…田村じゃなくて、村田だったって話、ウソで
  しょ? ネットで調べても、村田なんてお酒、なかったわよ。
  本当は“村田”じゃなくて、“村…何とか…”みたいな、ちょっと違
  う名前だったんじゃないの?」

夫 「いや、本当に“村田”だったよ! 絶対! 100パー!!」


嘘を言っているようにも見えなかったので、一応、夫を信じて(笑)、
この記事を書いたのである。

今どき、実在する酒がネットで出てこないなんてことがあるかしら?
とも思うけれど、もしかしたら、無名な地酒とかなのかもしれない。
(あ~…、私だったら絶対、証拠の写メを撮ってくるのになあ…)
あるいは、夫は「村田」と読んでしまったけど、実は字面の似た別の
名前だったという可能性もあるかも…と、まあ、酔っぱらいの言うこ
とだから、私はまだ、1割くらいは疑っているのである(笑)。


ところで、田村のことをいろいろ調べたら、田村はちょうど桜の季節
頃に出来て、その時期しか手に入らないらしいのだ。

十八代蔵元さんのブログがあって、つい先頃の4月6日に
「田村」お待たせしました
という記事があり、福島県外で入手できる13店舗のリストもあった。
(我が家の近くにはないが、頑張れば行けそうな店もある。)

う~ん、出来て10日も経ってしまったから、もう全部売れちゃっただ
ろうなあ…。

もちろん、何軒かの店に電話をして、在庫の有無を確認することは
できるだろう。
でも、もし運良く在庫があったところで、それを例えば送ってほしい
なんて頼むのは失礼な気がするし(多分応じてもらえないだろう…
“田村”は、とても大切に作られているお酒なのだ)、取り置きしてお
いてもらって、その店まで、わざわざそれを買いに出向くのも、何か
「違う」気がする。
そんな出会いは、「酒飲みの美学」に反するのだ。

美味しいお酒との出会いには、ストーリーが欲しい。
旅なり仕事なりで蔵元の近辺に出向いて、そこからは、田村探しをし
てもいいし、あるいは、たまたま入った居酒屋で思いがけなく飲むこ
とができたとか…そういう、苦労とか幸運とかがあって、やっと飲め
る…というのが、銘酒との出会いにふさわしいんじゃなかろうか。


来年か、再来年の春には、田村の出来る頃合いを気にかけておい
て、「夫婦で、名酒・田村を求めての福島旅行」をしてみるのもいい
かなあ…と思う。
で、手始めに「村田」を飲んだということで(…ああ、その、近いよ
うで遠すぎる道のり!…笑)、本日の記事を「序章」としてみた次第。
(いつか、「本章」を書けますように…という願いをこめ。)


       ****************

ところで昨夜、夫を駅まで車で迎えに行った時には、雨だった。
その後、深夜にかけ、ぐんぐん気温が下がってくる感じだったので、
私 「今夜は冷えるわねえ…ストーブ点けないといられないわ」
夫 「だって、外はみぞれだったよ」
私 「そう? ふ~ん、桜も終わって、4月も半ば過ぎたのに、みぞ
  れだなんて、今年の気候、おかしいね…」
なんて話をして休んだ。

今朝も雨だったが、外に出ると、植木鉢の中とか、車のワイパーの上
とかに、溶けずに残っている雪が少しあった。




昨夜 夫の話を聞いた時、別に疑ったわけではなかったが、
「あら、本当にみぞれが降ったんだわ」
と、思い、それから、そう思った自分に苦笑した。


私は、もう少し、夫を信用してあげていいように思う(笑)。




※ちょっとした後日談はこちら↓
 「高田馬場で3軒ハシゴ飲みした理由」

 
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