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義父母の白内障手術のこと
2010-02-08 Mon 15:32
2010年2月8日(月)

普段、失敗は多々あれど、あまり「後悔」するということはない
私である。
が、今、「今回、ヘタを打っちゃったな~」と、後悔していること
が、一つある。


年末年始は、できれば家族が揃って過ごすのがいいと思ってい
る。 以前は、息子たちを連れて、鹿児島に帰省することが多か
ったし、たまには、義父母たちが取手の我が家に来て、一緒に
年を越したこともあった。
が、息子たちがそれぞれ別の県で仕事を持って独立し、義父母
も年をとった今、家族が、同じ時に一堂に会することは困難に
なってきた。

今年も去年も、正月は、取手で過ごした。
年老いた鹿児島の義父母に、正月を二人だけで過ごさせるのは
忍びないのだけれど、一族そろって鹿児島に行くのが難しい以
上、集合の拠点は、我が家にするしかない。
拠点を作らないと、結局、皆がすれ違い、バラバラに過ごすこと
になってしまうのだ。
そのへんは義父母も了解していてくれている。
その代わり、私たち夫婦は、正月休みが明けてから鹿児島に帰
るつもりで、義父母にも、そう伝えてあった。

と、正月休み明けには、義母が白内障の手術をすることになっ
ているという話を、12月に聞いた。
随分前から、眼鏡をかけてもよく見えないと言って、書類の記
入なども全部、義父まかせの義母だったが、白内障だったのか。

すぐに思ったのは、「だったら、手術の日程に合わせて帰って
あげよう」ということだった。
そうすれば、手術に付き添って上げることもできるし、入院中、
留守宅の義父の食事の世話などもしてあげられるではないか。
夫はそう長く滞在はできないだろうが、私は半月ぐらいは、いて
あげていいし。

で、「手術に合わせて帰るから、手術の日程が決まったら早め
に知らせてね」と言っておいた。
が、なかなか手術日を知らせてこなかったのだ。

予定が延びているのかなあ? でも、安い切符を手配する都合
もあるから、早く決めてくれないと困るなあ…と気になり、年が
明けて早々のある日、義父へのメールで(私は義父へはここ8年
半ほど毎日メールしている)「そう言えば、お母さんの手術の
日程はどうなっていますか?」と、打診してみた。

すると、珍しく義母から私に、直々に電話がかかってきた。

義母 「S子ちゃん、今回は来なくていいが」
私 「…え、なんで?」
義母 「寒かもん。こんなに一番寒か時に来るのも、馬鹿らしか。
   せっかくS子ちゃんが来ても、寿司屋なんかに食べに行く
   気もせんほど、寒かよ~」
私 「別に、食べに行かなくたっていいけど…(笑)」
義母 「いや、私も一緒に食べたいから」
私 「でも、目の手術、するんでしょ? だったら…」 
義母 「その手術がな~、ほんの簡単な手術なんだって。5分く
  らいで済んで、入院もせんと、日帰りでいいんだって」
私 「そうなの?」
義母 「だから、心配せんでも大丈夫だから」
私 「でも…正月、我が家は、ほら、賑やかだったけど、そっち
  は、お母さんたち二人で、寂しかったでしょう?」
義母 「い~や、全然寂しくはなか!(笑) それより、春休み
  の頃にでも、来て。 そうしたら、いろいろ食べに行ったり、
  霧島に行ったりもできるし。 やっぱり、せっかく来るなら
  楽しんだ方がよかよ」
私 「う~ん…そうお? それで、本当にいいの?」
義母 「よか。その方がずっとよかよ」
私 「じゃあ、もっと暖かくなってから行くからね。元気にして
  てね」


白内障の手術の話は、周囲でも比較的よく聞く。
ご高齢の小学校時代の恩師(今年米寿)は、2年くらい前に白内
障の手術を受けられ、同窓会の席では、
「おかげで、今は皆さんの顔のシワまでよ~く見えます!」
なんておっしゃって、皆を笑わせていた。
特別難しい手術ではないのだろう。

が、手術が具体的にどんなものなのかは、私は知らなかった。
昔々、実家の祖父が白内障の手術をした時には、何日か入院し
ていたように記憶しているのだけど、私も子供だったので、よくは
覚えていない。
今は、手術の仕方も、その頃よりだいぶ進歩して、簡略化されて
いるのだろう。

それにしても、5分で済んでしまう手術で、日帰りだと言うのだ
から、確かに、私が行ってあれこれ世話を焼くほどのことでもな
いかもしれない。
しっかり者の義父もついていることだし、義父は家事もそれなり
にこなせる人だから、そんなバタバタしている時に私が行けば、
かえって気を遣って煩わしい、ということもあるかもしれない。

…そう思って、義母の提案通り、今回の帰鹿は見送り、暖かくな
ってから、改めて予定を組むことにしたのだった。


手術は1月12日だった。
前日には、メールに、「お母さんの手術がうまく行って、良く見える
ようになるといいですね。難しい手術ではないと聞いていますが、
成功を祈ってます」と打って送った私だった。

翌13日、義父からメールが来た。

「昨日手術は終わりましたが、今日は大雪で、坂を下りるのに車
 が渋滞して、病院に行くのにタクシー会社の四輪駆動車で送っ
 てもらいまいた。2人とも一緒に手術して、眼帯して不自由で
 す。3日間は治療に行かないとなりません。手術して良くなりま
 したが、眼鏡の度が違うので、いっときは車も乗れません。
 あと片方手術して、眼鏡を合わしてからでないと乗れません」



…え? お義父さんも一緒に手術したの?
何それ? 聞いてないよ~~~
話が違うじゃん!
…って言うか、お義父さんも白内障だったの?!
 
[ 続きはここから… ]

考えてみれば、義父も視力のことで悩んではいたのだ。
義父は、新聞だって読むし、ケータイメールの送受信もできるくら
いだから、日常生活に困っているわけではない。
ただ、前回の運転免許の更新時に、矯正視力が0.6で、ギリギリ。
「次回は多分、視力で引っ掛かって更新は無理でしょう」と言われ
たらしい。

義父は、もともと反射神経もよく器用な人だから、運転は巧い。
高齢者の運転免許の更新時には、実技テストや、認知症の検査
などもあるそうだが、運転が上手で頭もはっきりしている義父は、
そういうのは全く問題なく、ただただ、視力だけが、不安材料な
のである。
義父母が住んでいるのは、鹿児島市内と言ってもあまり便利な所
でないから(バスはあるけど本数は少ない)、車を運転できなくなっ
たら、買い物にも、医者通いにも、相当に不便である。
それで、何とか運転を続けたいがために、ブルーベリーが目にいい
と聞いては義父はやたらと摂取(…と言っても、ヨーグルトにブルー
ベリージャムを入れたのを食べたくらいで効果があるのか?と甚だ
疑問だけれど、ブルーベリージャムを大量に買い込んであるのを見
ると何も言えない…)というような状態ではあった。

そんな義父が、義母の目医者通いに付き合って、自分もついでに
診察してもらったら、義母より軽度だけれど白内障だと言われ、
ならば自分も手術すれば視力が回復すると考えたようだ。
恐らく、非常に簡単な手術であるという医師の話にも、心が動い
たのだろう。一緒に手術を済ませてしまえば楽だと考え、急きょ、
義父も手術すると決めたに違いなかった。

しかし…。

二人が一緒の日に手術するのは、ダメだろう、と思う。
年寄り二人なんだから、どんなに簡単な手術でも、一方が手術す
るなら、その日は、他方がそれをフォローする側に回らなければ。

だが、義父が手術を急いだのには、理由があった。
義父は今月2月の下旬が誕生日(寅年だから、84才になる)で、
今回が、運転免許の切り換えなのだ。
それで、免許更新の前に視力を改善したいと考えたとのこと。

…それはそれで、わかる。
けど、だったらなぜ、そう決まった時点で、そう言ってくれなかった
のかなあ。
私が今回の帰鹿を見送ったのは、義母が手術しても、義父がいる
から大丈夫、と安心していた面が大きいのだ。
二人とも手術すると知っていれば、直前購入の高い切符を買って
でも、絶対に行ってあげたのに。

とにかく、義父も手術をしたと知ってびっくりし、今からでも行って
あげるべきかしらとも、ちょっとは思ったのだけど、それでも、
手術自体はあっさり無事に済んだようだし、まあ、お金を払って
タクシーを使わなければならないという程度の不便であれば、我
慢してもらってもいいか…、私もその時点では既にほかの予定を
いろいろ入れてしまっていたこともあり、今から行くのも間が抜け
ているよなあ…と、そのままにしてしまった。

しかし、やっぱり、行ってあげればよかったのだ。
実際、手術自体は成功したのだけど、やはり手術となれば、それ
に付随して、もろもろの面倒が生じたようなのだ。

義父母自身も、事前にそこまでは考えていなかったようだが、手
術後3日間は検査通院しなければならないとか、もう片方の目は
別の日に手術しなければならないとか、眼帯をし、3種類の目薬
を日に4回も注さなければならないとか、視力が安定するまでは
新しい眼鏡も作れないとか、そういうことが二人ダブルで起こり、
当然運転もできず、通院に苦労するとか、その間には通常通りの
食事、洗濯、入浴などもあるわけで、義父母は相当に、てんてこ
舞いしたらしい。
2回目の手術は、さすがに二人同日にはしなかったようだが、義
母は2回目の手術では痛みがなかなか取れず、2日間、点滴もし
たそうだ。

…そんな話も、全部済んでから教えてくれたのだ。
きっと、詳しい話をする余裕もなかったのだろう。
(途中、何回かは簡単なメールが来たが、手術が無事に済んだと
 いう程度の報告しかなかった。)

可哀相なことをした。
私が行けば、車の運転も、身の回りの世話もしてあげられたのに。

何だかなあ…。

一番必要とされる時に、行ってあげられなかったじゃん、私…。

と、ヘコむ。


今回の教訓として、つくづく思ったのは、手術というのを、甘く見て
はいけない、ということ。
たとえそれが、どんなに簡単な手術であっても。
まして、高齢であれば、なおさら。


思うに、私も義父母も、見通しが甘かったのだ。
義父母も、私にわざわざ遠くから来てもらうまでもないと踏んだの
だろうし(私がいつも忙しそうだから、遠慮した面もあったかも)、
私も、術後の生活がそこまで大変とは思っていなかった…。

で、後悔しているのである。
義母から、「来なくていいが」と電話があった時、
「いや、私が行っても別に手伝うこともないかもしれないけど、や
 っぱり傍にいないと心配だから、行くわ」
と言って、無理やりでも、行けば良かった。
(たとえ、義父も手術するとは知らなくても。)
…そうしなかった自分が、悔やまれる。


義母だって…義母のせいにするつもりはないが…、「大した手術じ
ゃないみたいだけど、心細いから、悪いけど、S子ちゃん来て」と、
言えばよかったのだ。
まして、私から行くと申し出ていたのだから、それを断る理由なん
かなかったろうに…。 どうして、もっと頼ってくれなかったのかと、
ちょっと悲しく思うのである。



年を取ったら、遠慮せず、子供に甘える時は甘えていいのじゃない
だろうか?
子供だって、その方が嬉しいのだ。

良い義父母に恵まれたから、私は嫁いじめにあって傷ついたことは
これまで一度だってない。
が、振り返って思うに、心にわだかまりが残るのは、いつも、こち
らの善意が断られた時である、と気づく。

例えば、数年前、義父母が金婚式を迎えたので、これまでろくに親
孝行もしていないことだし、私たち夫婦と義父母とで、ちょっと豪勢
に、湯布院の高級旅館に宿泊する旅をプレゼントしようと計画した
ことがあった。
義母は「遠くへは行けないけど、湯布院なら行ってみたい」と言っ
て、最初は乗り気だったのだが、蛍の出る時期(6月)を待ち、いざ
計画を詰める段になったら、億劫になったのか、「やっぱり行かない」
と言い出し、この時もすごく私はがっかりしたのだ。

私の腹づもりでは、義父母を湯布院に連れて行って、その後、金婚
式を迎える私の実家の両親にも同じプレゼントをしたいと思ってい
たのだが、これが流れたため、自分の親にだけプレゼントするのが
何だか言い出しにくくなった。
ちょうど、うちの次男が学生結婚、孫の誕生といった騒動も重なっ
たため、実家の親へのプレゼントも、とうとうしそびれたままだ。
(そのうち、何か考えなくては…と思いつつ。)


年をとると、子供の善意を受けるのが、精神的、体力的に、時には
負担になることもあるだろうというのは、わかる。
時には、はっきり断ることだって、大事だろう。

でも、今回、思った。

私が年を取って、義母と同じような立場になって、何か簡単な手術
でも受けるというような場合…





私は、子供に遠慮なく甘えるぞ!(笑)


※2日前義父から来たメールによると、義父の新しい眼鏡ができる
 のは、今月中旬になるとのこと。しかし、視力はもう安定したので、
 今までの眼鏡で、車の運転はできるし、もう心配ないとのこと。
 今週は、夫が熊本に出張で、その帰りに鹿児島に寄ってくること
 になっているから、義父母のその後の様子も、夫から詳しく聞け
 るであろう。
 
 
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コメント
-うーん-
本当に、甘えるかなあ?
男の子三人で気が利かない(あえて言いますが男の子はダメです。それは私もそう)から、結局、今回と同じように、かんちがいさんも甘える相手はお嫁さんになりますよ。

本当に出来ますか?

私は、ここ一番では「億劫」ではなく「臆病」になるように思います。結局「他人」だという思いが働いてやめるのではないでしょうか? でも、それは実は自分の心の頑固さ(固くなっている心)が起こす言い訳なんだと思います。
なんて、偉そうに言っちゃいますけど、最近自分の親にも感じます。こちらに言ってくれればいいのに済んでから報告するんです。ウチは近くに妹がいるので、そちらに言ってくれればいいやとも思うんですが、どうもそれも叶わないようで。困ってます。
2010-02-09 Tue 00:30 | URL | 若だんなat新宿 #-[ 内容変更]
-はじめまして-
初めて読ませていただきました。
九州の実母親が昨年、白内障の手術を受けたので興味深く読ませていただきました。
あの年代の親は、苦労もしているからか なかなか甘えてくれません。たぶん、距離とこちらの暮らしぶりを思いやってのことだと思うのですが、今 何かしてあげないと将来自分が後悔するだろうって思う私はジレンマです。

術後の調子が良さそうで、良かったですね^^
2010-02-17 Wed 14:00 | URL | ディズニーファン #-[ 内容変更]
-管理人のみ閲覧できます-
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2015-01-08 Thu 10:58 | | #[ 内容変更]
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