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知人の芝居を観る楽しさと難しさ
2009-08-30 Sun 18:01
2009年8月30日(日)

後輩N君(芸名・鎌田宏くん)の公演が近いので、本日は、その
宣伝がてらの記事。

 オーガニックシアター 井上ひさしシリーズⅠ
 「父と暮せば」/「人間合格

   日時 2009年9月4日(金)~7日(月)
   場所 武蔵野芸能劇場(JR三鷹駅そば)

詳細は、上記リンク先か、以下のリーフレットを拡大して、ご覧
いただきたく。

リーフレット表


リーフレット裏



N君は、私たち夫婦が大学時代に所属していた演劇サークルでの
1学年後輩で、今も俳優をしている。
俳優業では食べていけないので、夫の会社でライターの仕事をこ
なしてくれているのだが、ライターの仕事は、彼いわく“副業”。
正業は“俳優”と答える、誇り高きN君である。

N君の前回の芝居「男と女のいる風景」は、昨年(2008年)の11月
に見に行った。
その時は、夫が急に一緒に行けなくなってチケットが余り、一緒に
行ける人募集の記事
を書いたのだったけど、感想については、
書きそびれた。
で、今さらだが、その時のことをちょっと書いておく。

N君の芝居には、サークルの仲間が何人も観に来ていた。
私は帰宅して、夫に興奮して告げた。
「北海道のG君も、九州のK君も来てたし、U先輩も夫婦で来てた
 し、Fもダンナと一緒に来てた。 あと、お茶飲んだ時に、M君も
 来たよ。夜の部を観るんだって。 でも、北海道からも、九州から
 も見に来てるなんて、すごいことよね~!」

一気に報告した後、夫から聞かれた。

「で、肝心の芝居は、どうだったんだよ?」


あ…。



「良かったよ! やっぱりN君も、相手役の女優さんも、ダテに長
 くやってないわ。演技も安定していて、安心して見ていられた。
 一緒に出演した若い子たちは、やっぱり未熟さもあったけど…」

芝居の説明をしながら、私は、芝居のことよりも、見に来ていた
仲間たちのことをまず報告してしまった自分を恥じ、悲しく思って
いたのだった…。
 
[ 続きはここから… ]

私たち夫婦が常々願っているのは、「N君が世間に認められる
良い芝居をしてくれること」であって、「公演の時に、大学時代の
演劇仲間という“身内”が沢山集まること」ではないのだから。

いや、仲間たちが応援して駆けつけてくれることは、N君のため
にも本当に嬉しく、有難いことなのだけれど、N君が俳優として
成功するためには、本当は“身内”以外の人が、沢山見に来なけ
ればダメなのだ。


前回は50席ほどの小劇場だったから、そのことが特に心配だっ
た。全8回のうち、私が見た回は特に“身内率”が高かったのか
もしれないが、我々のサークルの仲間だけで、7人(私、若だん
なさんを含め)来ていた。
出演者は全部で7人だ。
ほかの、それぞれの出演者についても、家族や知人が見に来て
いるはずである。
だとしたら、客の大半は、出演者の身内…?
純粋に「芝居」に興味を持って見に来てくれたお客様は、何人く
らいいるのだろう…? それは当然の疑問であり、心配だ。
(前々回の時は、N君とKちゃんの二人芝居で、会場も広めだっ
 たから、あまり、そういう心配はしなかったのだが。)
…それは、きっと、みんなが気になっているけれど、口にするの
はタブーと言うか、突っ込んではいけないところなのだろう。
(と、思いつつ、こうして書いている私…苦笑)



前々回(2006年)の公演「すれちがう人たち」の時は、私は感想
をブログに書いたのだ。
7つの小品のアンソロジーで、全体的に良い出来で面白かったが、

 あえて辛口コメントをするなら、ワタシ的には、第2幕(喜劇
 以外の最後の2作品)は、要らなかったけどなあ…。

      (過去記事「チェーホフ・アンソロジーを観劇」より)

と書いた。

と、その記事を、普段は私のブログを読んでいない(はずの)U先
輩が読んでいたらしく、前回お会いした時に、U先輩は、私にこう
言った。

「S子は辛口だなあ。オレにはとても、あんなことは言えない…」

ああ、私って、やはり優しくないんだな、と苦笑。
(別にショックではなかった…もともと、自分が優しい人間とは
 思っていないから。)

U先輩夫婦は、年間100本ほどの芝居を見ているそうで、多分、
小劇場系のものも沢山見ているのだろう。
そういうミニシアターでの芝居は、中には駄作もあるはずで、観客
は、「その成長を温かく見守る優しさ」をもって見なければいけな
いというのは、わかる。
U先輩は、N君たちの芝居も、長い目で温かく見て、楽しんでいる
のだろう。

が、私の感覚は少し違う。
誉めるべきところは、もちろん誉めていい。でも、身内だからこそ、
言いづらい厳しいことも言ってあげるべきだと思っている。

すごい、最高!…と思える出来の場合もあるが、たいていは、どこ
かしら改善の余地を感じる私としては、公演が済んだ後、身内が、
出演者を取り囲んで、「良かったよ~!」と、誉めちぎっている情
景というのは、実はあまり好きじゃない。

子供の発表会じゃない。
学生の文化祭でもないのだ。

要求レベルが高すぎるのかもしれないが、お金をそれなりに取って
見せる芝居なら、誰が見ても通用する、それなりのものを見せてほ
しい、と私は思っている。
N君を応援する気持ちはすごくあるが、応援するからこそ、さらに
うまくなってほしい、できる限り良いものを見せてほしいのだ。

…と、こんな風に書くと、N君の芝居がまるでダメみたいに聞こえ
るかもしれないが、そんなことは、決してない(笑)。
私の厳しい基準でも(笑)、だいたい、8~9割は満足できる。

ただ、芝居というのは“ナマもの”だし、実際に見てみなければ
出来の良し悪しが判断できず、人に簡単に勧められないのが困る。
(前作が良かったからと言って、次作も良いとは言い切れない。
 それに、映画などと比べると高いのも、勧めづらい。)
見た後で、「ああ、こんな面白いのなら、ご近所のお友達も誘って
見に来れば良かったな~」と思ったりもするのだが、小劇団の公演
は、回数も席も少ないので、見た後では、人に勧めることができな
いのも、辛いところだ。

今度の芝居は、N君自身の所属劇団の公演ではなく、N君は“客演”
である。
(「人間合格」の方に出演するのだが、出番は結構多いようだ。)
この作品をやるのは、「太宰治生誕百年記念」ということで、太宰
の青春を描いたものを、太宰ゆかりの三鷹で演るということらしい。

タイトルからすると、「人間失格」のパロディ?
夫が言うには、
「井上ひさしだろ? ホン(脚本)は面白いよ」
とのこと。(私はホンを読んでいないのでわからない。)

興味がおありで、ご都合のつく方がもしいらっしゃったら、念のため
「温かい眼差し」を持って(笑)、ご覧いただければ嬉しい。

(私たち夫婦は、5日(土)のマチネーに行く予定である。
 何だかんだ言っても、N君の芝居を楽しみにしている私たちなのだ。)


《追記》
N君が出演する「人間合格」でなく、「父と暮せば」の方で
はあるが、三鷹にお住まいのYUKKEさんが、お嬢さんと
一緒に見に来て下さった。
私の記事をきっかけに、本当に見て下さる方がいるなんて、
全く期待していなかったので、敬愛するYUKKEさんに
ご覧頂けたなんて、もう、嬉しい限り。
YUKKEさんの素敵な感想は、
・観劇!父と暮らせば オーガニックシアター
 (ちょこキャリ日記 - 整理収納アドバイザーの収納術)

で、どうぞ。

そうそう、私が見た「人間合格」の方は、正味2時間20分の
長さを感じさせないほど、楽しい芝居だった。
やりようによっては、もっともっと客を爆笑させられるとこ
ろがあったんじゃないかな?
…というのが、私流・あえての辛口コメント。
まとまった感想記事は、今回は省略(笑)。


《追記2》
私と同じ回を見ていらした若だんなさんが、「人間合格」の
感想を書いていらした。
(私は感想記事を省略しちゃったもんだから、ちょっと後ろ
 めたく感じていたのだが、若だんなさんが良い感想を書
 いて下さってよかった~!…笑)
太宰治生誕百年に三鷹で「人間合格」を見た
 (「若だんなの新宿通信」)

  
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コメント
-こんにちは!-
演劇のサークルにいらしたのですね~!!
昔の仲間が、北から南から、駆けつけてくれるなんて、
お芝居される後輩の方は幸せですね。
それに、ミセスさんご夫婦も、
いつもお芝居を楽しみにされているとの事ですし、、、。

う~ん、そして、
おっしゃる事、すごく共感します。そうですよね、、、、。
その人や事に関心を持っていて、注意深く観ていればいるほど、
実際には色んな観点から思うことがあるし、

私も、、、
近い人には、出来る限り思ったことを伝えるようにします。
場合によって、その言葉をオブラートに包んでやんわり伝えたり、
相手の様子を見て、ちょっと、、、今は、言えないぞ、、、という時は、
労いの言葉だけかけたりしますけど、、、、。(笑)

知人が(結構年上の、60歳ぐらいの方)劇団の方なのですが、
お芝居の後、「今日はどうでしたか?」と真っ直ぐに聞いてきます。
いつも比較的、思ったことを正直に伝えるので、、、
言葉によって一瞬顔が曇るのですが、それでも必ず聞いてくるので、
本当の言葉を求めているんだな、と感じて、出来る限り、
それに応えようと思っています。とか言って、結構気を使いますけど、、、。

その分、本気で褒めたい言葉は、思いっきり放出します!笑
また、長くなってすみません。
2009-08-31 Mon 13:34 | URL | gatto #e8aPltnE[ 内容変更]
--
あらぁ~、うちから歩いていけるところですねぇ。
すぐそばだわ。

5日は講演会と、息子の試合、えいやぁ~で、夜の部に言ってみたいと思いますが。チケットこれからでもあるかなぁ~。

2009-08-31 Mon 15:41 | URL | YUKKE #ZyyM3peg[ 内容変更]
--
gattoさん
ああ、こちらからもご挨拶に行かなければ…と思ってい
るうちに、またコメントを頂いていてしまって恐縮(^^;)

そうですか、やはり知人に劇団員の方が…?
気遣いながらも、本当の言葉を求めている相手の気持ちに
応えているgattoさんに、誠実な お人柄を感じます^^
でも、親身になればなるほど、なかなか手放しで誉められ
るようなことって少ないですから、困りますよね。
趣味のレベルなら誉めてあげていいことでも、プロとなると、
見るほうも、つい厳しくなっちゃいますしね…。
私も、この記事では結構言いたいこと書きましたが、
実際に面と向かっては、なかなか思ったこと全部は言え
ません…。

「批判する」時には、「誉める」とセットにするのが鉄則なの
は、親子や夫婦の場合と一緒ですね。
他人の場合は、相手との信頼関係の程度もあるので難しい
ですが、善意で伝えれば、相手にも必ず通じると信じたい。
(たまに、それを見誤って、嫌われる私…(^^;)
でも、私自身は、人から「悪意でなく、ケナされること」、
「呆れられること」が、結構好きだったりするのです(笑)

gattoさんのブログ、秘かに結構読ませて頂いてます。
夫婦のギャグとか、「おまえもな」合戦も、面白いし、
「方向転換への軌跡」も、読んでいる途中。
(1から読めばよかったのに、逆に遡りながら、今は9
 ぐらいまで読んだかな?)
寝床や電車の中でケータイで読んだりするので、アクセス
履歴にも残らないでしょうが、「拍手」だけはしてます(^^;)
読みながら思ったこともあったので、読破してから、ゆっ
くりお邪魔してコメントしますね^^

YUKKEさん
ああ、YUKKEさんの活動拠点の方面だとは思っていま
したが、お家から歩いて行けるほどの近さなんですか?
(滅多にあっち方面に行かないので、土地勘ゼロです(^^;)

そして、5日夜のチケットの予約を取って下さったとのこと。
講演会、ご子息の試合…というお忙しさなのに、本当に
何とお礼を申し上げていいのか…、もう、どうしましょ(^^;)

それにしても、昼の方にお越し頂ければ、憧れのYUKKE
さんにナマでお会いできたのに、それが残念だわ~。
それと、「父と暮せば」の方は、私の知っている役者さんが
一人も出ないので、どんな感じなのかが、ちょっとわかり
ません…。

YUKKEさんに、満足して頂ける出来だと良いのだけど…
(…と、何だか、私が演じるみたいに緊張してます。笑)
でも、せっかくですから、「厳しい目+温かい目」をもって
お楽しみくださいませね^^
2009-09-01 Tue 00:07 | URL | ミセス・かんちがい #bhhZubZs[ 内容変更]
-5日に行きます-
私も、5日のマチネに行きます。
先ほど、Nさんにメールでチケットをお願いしました。

確かに、身内ばかりではしょうがないと思います。
そう思って、Nさんの芝居もしばらく行かない時期もあったのですが、
この間のを見て、やはり長く続けることの大切さと、長く見続けられることの大切さを感じました。ひどいのが三回続いたら、いくら知り合いでもチケットは買っても見に行かなくなります。
その点では、Nさんは安心して見に行ける役者さんだと思います。

ということで、当日お目にかかりたく存じます。
2009-09-02 Wed 10:39 | URL | 若だんなat新宿 #-[ 内容変更]
--
若だんなさん
いよいよ、明日ですね。Y子ちゃんも行くようです。
楽しみにしています^^

しかし、「ひどいのが三回続い」て、「チケットは買
っても見に行かな」い…っていう、“ツラい関係”も
おありなの…?(^^;)
N君を「安心して見に行ける役者さん」と、若だんな
さんが言ってくれると、とりあえずホッとします。
(気分だけは、「パトロン気分」の私なので…笑)

井上ひさし、面白いですよね。
若だんなさんは、ご存じないでしょうけど(若だんな
さんがまだ中学生だった頃ね^^)、私が大学に入っ
て初めてやった芝居は、井上ひさしが脚本化した
「11匹のねこ」でした。
(今、アマゾンで調べたけど、そのホンが出てこない。
 馬場のぼるさん原作の絵本は一杯あるけど…)
「11ぴきのねこ」の練習では、個性派の先輩たちが、
毎回アドリブ連発して、爆笑…演じる楽しさを存分
に味わいましたっけ。
(観客から見た“出来”については、かなり不安…笑)

北海道行きは、いろいろ盛り沢山だったようですね。
楽しみに読ませて頂いてます^^
2009-09-04 Fri 11:35 | URL | ミセス・かんちがい #bhhZubZs[ 内容変更]
--
すみません。

昨日、劇場にチケットを買いに行ったら、「どこで知ったのか?」と聞かれて、こちらのブログで知ったといったら、鎌田さんご本人が出ていらして、チケット売ってくださったの。凄く恐縮してしまった私です。

「ミセス・かんちがいさんのブログ見てきました」なんていってしまったので、お許しくださいませ。本日夕方の部だけ娘と観にいきます。
2009-09-05 Sat 06:48 | URL | YUKKE #q6.UxYrM[ 内容変更]
-管理人のみ閲覧できます-
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2009-09-05 Sat 21:21 | | #[ 内容変更]
-ありがとうございました☆-
YUKKEさん
お嬢さんと一緒に、秋の夜のひとときをお楽しみ頂け
たようで、何よりです。
お嬢さんの素敵な感想、劇団の人に伝えておきます^^

若い人には、観劇も良い経験かもしれませんね。
大スターが出演する大劇場の芝居は、もちろん安心して
見られるけれど、小劇場のものは、いろいろ突っ込みど
ころはあっても(笑)、演劇に取り憑かれた人々の情熱
が伝わってきて、それなりに良いものかと思います。

中央線沿線は、確かに小劇場が多いですね。
茨城からは、ちょっと遠いのが、難…(^^;)
今後も、芝居のご案内をすることはあると思いますが、
ご無理なさらず、興味やご都合の適う範囲で、気が
向かれた時に、またお楽しみ頂ければ幸いです。

それにしても、YUKKEさん、超多忙のはずでいらっ
しゃるのに、いつもブログもしっかり更新されていて、
すごいなあ~(^^;)
「時間の使い方の段取り・整理」もお上手なんだろう
なあと、思います。
私は、昼の部を見たあと、夫と高田馬場に寄り、夫の
馴染みの店で、ビールをしこたま飲んで、フラフラで
帰ってきました(笑)。
2009-09-05 Sat 22:47 | URL | ミセス・かんちがい #bhhZubZs[ 内容変更]
--
はじめまして!検索サイトからお邪魔しました。
お芝居なんてここ10年は観てないので、なんだか久しぶりに
劇場に足を運んでみたくなりました。
とても参考になりました^^
2009-10-01 Thu 23:09 | URL | ゆか #mQop/nM.[ 内容変更]
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