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2度楽しめる小説とか、途中までしか読めない漫画とか
2009-05-22 Fri 17:26
2009年5月22日(金)

終末」(「週末」ではない)の過ごし方は、なるほど、人によって
異なるのだろう。

しばらく前に読んだ、伊坂幸太郎氏の『終末のフール』は、地
球と人類の滅亡が3年後に迫った「終末」の日々を、穏やかに、
あるいは熱く生きる人々を描いた連作短編集だ。

終末のフール終末のフール
(2006/03)
伊坂 幸太郎

商品詳細を見る


収められた8つの作品は、それぞれに主人公が異なる独立した
作品。 が、登場人物が他の作品の中にも出てきて、どこかで
連関しあっていて、全体で、「プチ・伊坂幸太郎ワールド」になっ
てもいる。
内容は、私が好きな内海隆一郎の作品みたいな「いい話」系だ
ったり(伊坂氏は、ミステリーだけじゃなく、こういう小説も書ける
んだな…)、そうかと思うとギャグのような展開のものがあったり
するのが楽しい。
「本を読むのは面白いなあ。私は“終末”の日々をもっぱら本を
読んで過ごしてもいいなあ…」
なんて思いながら読み進めたら、
本を読みまくる少女の話も出てきた。

最近は本を読んだら、手帳(例の100円ノート)に日付けと書名、
できれば簡単な感想などもメモするようにしている。
が、この本は図書館から借りたもので、夫が早々と返しに行っ
てくれてしまったものだから、メモをしそびれていた。
8つの短編のタイトルが全て『○○の○ール』で統一されてい
るのが面白かったので、そのタイトルだけでもメモしておこうと、
昨日、ネットで調べた。(記憶に頼って書こうとしたら、3つくらい
しか思い出せなかった…笑)

 「終末のフール」
 「太陽のシール」
 「篭城のビール」
 「冬眠のガール」
 「鋼鉄のウール」
 「天体のヨール」
 「演劇のオール」
 「深海のポール」

これを調べていた時、集英社の「終末のフール」特集サイトがあ
るのを知った。
のぞいてみたら、これが面白い。
『終末のフール』の登場人物は、全員“ヒルズタウン”という街の
住民なのだが、このサイトには、その街のマップのフラッシュ画像が
あり、その上を人物が動いている。
人物をクリックすると、人物のプロフィールを見たり、人物同士の
会話(作品の一部)を読めたりする。
面白いのは、地図上の隠れキャラを見つけると、それぞれの短編
の創作秘話も読めること。
この、隠れキャラ探しが結構難しい。
あちこち読みながら、8つのキャラを全部探し出すのに、1時間ほ
ど熱中してしまった。

ん~、こんな面白い連動サイトがあるなんて、全く知らなかった。
(書店で買った本なら、多分、帯にサイトの案内があるのだろうが。)

…と言うわけで、『終末のフール』をこれから読む人や、既に読ん
だ人は、この特集サイトでも遊んでみると、2度楽しめますよ、と
いう、お話。


さて、伊坂幸太郎氏の作品は、活字以外のコンテンツとの相性が良
いらしく、『終末のフール』は演劇(昨年1月に公演)にもなった模様。
私は見ていないけれど、映画も、昨年公開の『アヒルと鴨のコイン
ロッカー』、現在公開中の『フィッシュストーリー』や、明日23日公開
の『重力ピエロ』
(前評判が良いようだ)などがあることは、ご存じ
の方も多いだろう。

最近、伊坂幸太郎氏原作の漫画の『魔王』も読んでみたが、なか
なか面白かった。
これは、先日の新年会の時に三男が持ってきたもの。(彼は家に
帰ってくる時は、いつもオススメの漫画を1袋くらい提げてくる。)
 
[ 続きはここから… ]

魔王 1―JUVENILE REMIX (少年サンデーコミックス)魔王 1―JUVENILE REMIX (少年サンデーコミックス)
(2007/11/16)
伊坂 幸太郎

商品詳細を見る

『魔王』は、いかにも今風のゲームっぽいキャラが出てくるのだが、
原作を読んでいない私は、これが小説では一体どんなふうに書
かれているのかが、全く想像できなかった。
(原作を読んでいる夫によると、原作とはだいぶ違うらしい。)
どう漫画化したのか、その漫画化の手法自体が、私にとっては興
味深いところ。 原作を是非読まねば…と思う作品の1つだ。

今回調べてみて、伊坂氏のほかの作品も、幾つか、漫画になって
いることを知った。

 ・「終末のフール」(集英社 ヤングジャンプコミックス) 
 ・「グラスホッパー」 (KADOKAWA CHARGE COMICS)
 ・「オーデュボンの祈り」(デジコミ新潮 コム・コム)
  ※これは、ダウンロードして、パソコンやケータイで読むタイプ。
 ・「陽気なギャングが地球を回す」(講談社 KCデラックス)

どれも読んでみたいので(特に「グラスホッパー」)、そのうち息子
が持ってきてくれることを期待(笑)。


    ***************


ところで、伊坂作品の話題から離れて。

先日、三男が『魔王』以外にもいろいろ持ってきた中で、私が一番
面白いと思った漫画は、実は、この作品。

度胸星 1 (KCデラックス)度胸星 1 (KCデラックス)
(2007/11/22)
山田 芳裕

商品詳細を見る


主人公が宇宙飛行士を目指しているところは、『宇宙兄弟』(こち
らは三男が正月に持ってきた漫画。さまざまな課題をクリアしてい
く過程は、こちらが面白く描けているかも…)に似ているところもあ
るのだが、この『度胸星どきょうぼし)』は、火星で起こっている
ことが、すっごく面白いのだ。
う~む、高次元の世界とか、宇宙のなぞを解き明かすカギとも言
われているらしい「超ひも理論
とかに、激しく興味をそそられる。

ああ、しかし!

この『度胸星』は、連載が打ち切りになったそうで、何と、何と…








続きが読めない…!!!

(4巻までしかない。)

いや、本当に、どんどん盛り上がって、まさに これからが本編、
「ここからが面白くなるでしょう」…ってところで 打ち切られてい
る(涙)


こんな理不尽なことがあっていいのか?

ああ~、もう、メチャクチャ、続きが読みたいっっっ!!!
(読めないと思うと、ますます悶々とする。)

何でこれが連載打ち切りになったのか、信じられない。
(主人公が、野暮ったいからかなあ? あと、少しずつ読んだので
 は全体が見えにくいし、最初の頃は、後の部分のための伏線に
 なっていたりするので、面白さがわかりにくく、連載中は人気が出
 なかったのかも…?)

上記アマゾンのページには、「出版社からのコメント」として、こん
なことが書かれている。

 未完のまま連載終了を余儀なくされた『度胸星』
 テセラックの正体、度胸たちのその後については、
 今回の復刊でもお届けすることができません
 せめてこの「名作」を永遠に語り継ぎたく思います
 山田芳裕の「十年早過ぎた」先見性を、
 いまようやく時代が追いついたその感受性を,
 ぜひともご確認ください



山田芳裕氏には、この先、手が空いたときでいいから(現在、人気
連載中の『へうげもの』が終わってからでもよいから)、是非、『度
胸星』の続編を描いてほしいものだ。
そうしたら、絶対、買って読む!
(息子のを借りたりせずに…笑)


伊坂氏の作品のように、幾つものコンテンツでリメイクされて、そ
れが更に読者を増やすという好循環になっているものがある一方
で、このように、面白いにもかかわらず、連載打ち切りのままにな
っている作品があるのは、複雑な気分だ。
『度胸星』の続編を望む声は、それなりにあるようなのだが。

途中までしか読めないとわかっている『度胸星』を、わざわざ買っ
て読もうと考える人は少ないだろうが、漫画喫茶なり知人宅なり
で、もし見かけたならば、あなたも是非読んでみてほしい。
(1・2巻で投げずに、4巻まで読んでほしい…笑)
この記事を読んで、『度胸星』というタイトルを記憶にとどめ、
何かの折に読んでくれる人が1人でも2人でも現われてくれたら、
嬉しいことである。

特にマイナーな作品の場合、良かったら良かったと読者が「言う」
ことは、すごく大事だと思う。
だから、私のブログなんか非力ではあるけれども、こうして書いて
おくのだ。
 
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コメント
--
小説は、同じ作品を何度も読むということはめったにないのですが、伊坂作品だけは、2度も3度も読んでいるものがあります
読んでいる作品に以前に読んだ作品とのリンクした人物を見つけると、前の作品を読んでみたくなっちゃうのです
 
漫画「魔王」は面白いと話題になってると、家にいるほうの子供が言っていました。昨日、「是非買うように」と薦めておいたので、もうすぐ読めるかもしれないなぁと期待しています
 
終末のフールのサイトではあと一人、「演劇のオール」の隠しキャラが見つからないのですよ~v-292
もう一度、探してみよう
2009-05-24 Sun 22:42 | URL | おかん #mQop/nM.[ 内容変更]
--
おかんさん
伊坂幸太郎氏の世界は、知れば知るほどハマる感じですね。
「魔王」の原作はまだ読んでいませんが、漫画を読んだ
限りでは、「蝉」が私は好き♪
絵もなかなか魅力的ですから、おかんさんも是非、息子
くんをけしかけて(笑)、漫画「魔王」をお読みください。

おかんさんのブログ、いつもケータイから読み逃げして
ばかりですみません…(^^;)
映画「フィッシュストーリー」、ご覧になってきたので
すね。 貸し切り状態とは、贅沢でしたね^^

その後、「終末のフール」のサイトの隠れキャラ探しは
成功したでしょうか?
何回か表示しないと出てこない画面もありますよね^^
2009-05-25 Mon 19:44 | URL | ミセス・かんちがい #bhhZubZs[ 内容変更]
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