スポンサーサイト
-------- -- --:--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
この記事のURL | スポンサー広告 | | | ブログトップページへ
「RURIKO」(林真理子著)と、友人M子のこと
2008-07-25 Fri 23:47
2008年7月25日(金)

大学時代の友人M子のことは、何度か話題にしたことがある。
本館「ミニ日記」2005年3月の26日の記事「女雀士M子」等。
 …このころはまだ「ミニ日記」らしく、文章が短い。)

麻雀がめっぽう強くて才色兼備の彼女は、今は、某国立大で
教授になっている。
しばらく前に彼女から来たケータイメールの文面中に、
  「私は相変わらずやや多忙な日々です。
  林真理子さん著の『RURIKO』に没頭し
  石坂浩二への思いを新たにしているけど。」

とあって、本題は別のことだったので、メールの返事では そ
こはスルーしたのだけど、
 ふ~ん、M子って、石坂浩二ファンだったんだ…
ということと、
 「RURIKO」ってことは、この本はつまり、林真理子
 さんが「浅丘ルリ子」のことを書いた本なんだな…
という認識は残った。

だから、本屋で見かけた時、すぐに気づいて手に取った。
普段の私だったら、見かけても、多分手には取らない本だ。
でも、M子がハマっているんなら、興味ある。
きっかけがあれば、なるべく「自分の守備範囲外の本を読む」
ことは、私が常々心がけていることでもある。

私はいつも寝床で、眠くなるまでの暫くの間、本を読むか、
ケータイでブログ巡りをしている。
が、この本は寝床で読み始めてそのまま止められず、とうと
う最後まで読み切ってしまった。
私と同世代か、それ以上の人なら、きっと面白く読める。
でも、評価は難しい…というか、評価が分かれるだろうなと
思う。
 
RURIKORURIKO
(2008/05/30)
林 真理子

商品詳細を見る

 
[ 続きはここから… ]

読み始めて最初は、「これは本格的な、すごい小説かも!」
と思った。
ルリ子が生まれた満州国の当時の情勢もきっちり書かれ、
ルリ子自身のことも、客観的に語られている。
たぐいまれな美しさを持つ信子(ルリ子の本名)が、わずか
4才の幼女の時に、満映(満州映画協会)理事長だった甘粕
正彦から、将来はぜひ女優に…と嘱望されたり、中学生の
時に映画のオーディションを受け、画家・中原淳一をして、
「僕の絵から抜け出してきたみたいじゃないか」
と言わしめたエピソードは強烈だ。

まさに、「女優になるために生まれてきた女」が、「女優と
して生きていく」話。
それ自体にドラマ性がある。

ただ、ルリ子が長じてからの話は、客観的な視点が薄れ、
ルリ子本人の視点中心で話が展開していく。
(著者が、ルリ子から聞いた話をもとに、再構成した内容
 なので、やむを得ないとは思うのだが。)

また、内容が恋愛中心になってしまうのは、「恋多き女」で
あったルリ子を描くためには当然だと思うのだが、恋の相手
が、有名な大物ばかりなので、
「へ~、そうだったのか、そんなことがあったのか」
と、つい、ミーハー的好奇心をそそられながら読んでしまう
(笑)。

読み終えてから、アマゾンのレビューに目を通してみたら、
概ね好評なのだが、「ゴシップ記事の集大成」という辛口
の感想もあった。

でも、それは酷な言い方だと思う。
もしルリ子が、女優以外の道を歩んだ女だったら、華やかな
恋愛歴を赤裸々に綴ったとしても、「ゴシップ」という印象は
生じないだろうから。
たまたま、職業が女優であり、恋の相手も大スターであるた
めに、話がゴシップ性を帯びてしまうのだ。

この本は、浅丘ルリ子の「半生記」ということになっている。
彼女の全生涯、一代記を小説に書くのであれば、当然、本人
も関係者も、故人になってからでないと無理だ。
角川書店のサイトに、著者による本の紹介の動画がある
 ルリ子は「(本にして)いいと言ったんだから、何を書いて
 もいいけど、人に迷惑がかからないようにしてね」と言った
 そうだ。だから、作品中には、名前が明かされない人物も
 登場する。当然、書きたいけど書けないこともあっただろ
 うと思う。できることなら、林真理子さんには、あと20~
 30年してから、より本格的な長編、“小説・浅丘ルリ子”
 または“伝説・浅丘ルリ子”を書いてほしいものだ。)

それでも、現時点でルリ子の半生記を読めたことを、私は幸
いに思う。
何だかんだ言っても、この作品には、ルリ子の「人となり」が
良く描けている。
妖艶な容姿とは裏腹に、彼女の内面は男っぽいと言えるほど
あっさりと無欲で、おおらかだ。

昭和33年生まれの私にとっては、浅丘ルリ子と言えば、まず
は寅さんのリリー役。彼女が日活映画のヒロインとして一世
を風靡していた頃のことは、幼すぎて知らない。
それでも、この本の描かれた彼女の魅力、日本映画の黄金期、
衰退、そしてテレビの台頭の流れは、充分興味深く読めた。
リアルタイムでそれらを経験してきた人なら、尚更、懐かしく
楽しめるだろう。
(で、私は、この本を母に貸してみようかと思っている。)


(以下、ほぼM子への私信。)
しかし、これを読んで「石坂浩二への思いを新たにしている」
というM子の感覚が、よくわからん(笑)。
別に石坂浩二が嫌いなわけじゃないが、この作品では、男たち
は皆、“添え物”。
(あえて言うなら、私は小林旭が一番人間くさくて良かったか
 な~)
石坂浩二は、一途で純情な面も描かれているが、どちらかと
言うと、“ちょっと困ったちゃん(笑)”として描かれていると思
うんだが、…う~ん、こういうのに、惹かれちゃうのね?

(M子と私は、昔から好みのタイプの男が全然違うからなぁ…。
 それで、利害が対立せず、平和なんだが…笑)

それと、もう一つ思ったことは、彼女は、自分の生き方とルリ子
の生き方を重ねて読んだところがあるかもしれない。

美人のM子は、昔から“恋多き女”だったが、私に言わせれば
あまり男運は良くなかった。と言うか、彼女を受け止められる
だけのスケールの大きな男がいなかった、と私は思っている。
一度は結婚して娘さんもいるけれど、今、彼女は独り身だ。
詮索する気はないけれど、恋人はいるかもしれない。
そして、いるとすれば、現在のルリ子のように、ほどよい距離
感を持ったいい恋愛をしているかも…。

希望も込めて、そう思いたい私である。
 
スポンサーサイト
この記事のURL | 読んだ本・オススメ本・書評もどき | コメント:2 | トラックバック:0 | ブログトップページへ
<<「ハリーポッター」と「ドラゴンボール」の成分占い的関係? | ミセス・かんちがいのブログ日記 | 生姜、ラブ♪(新ショウガで、自家製ガリを作ってみた)>>
コメント
-ルリ子ですか-
ルリ子と言えば、石坂浩二ですよね。
世紀のカップルですから。小林旭とお嬢(美空ひばり)、とか、江利チエミと高倉健とか、当時はすごいですよね。

ルリ子に投影すると、石坂浩二が好きになるのかもしれませんね。

かんちがいさんと、K木さんは、誰もが驚くカップルだったそうですが。
2008-07-26 Sat 00:15 | URL | 若だんなat新宿 #-[ 内容変更]
--
若だんなさん
相変わらず、反応、速いですね~。
RSSリーダーをお使いになっているといっても
記事をアップして30分もしないうちにコメントを
頂いていてビックリでした。

浅丘ルリ子と石坂浩二が結婚したのは私が中学生の
時で、私はどちらのファンでもなかったですが、
何となく違和感がありました。
(そう言えば、石坂浩二ファンのクラスメイトが
 怒っていたっけなあ…懐かしい)
若だんなさんは、小学生だったでしょう?
そんなに衝撃ありました?
美空ひばりは、この本の中でも重要人物。
知られざる素顔も描かれていて、興味深かったです^^

しかし、私と夫が「誰もが驚くカップル」って、
どういう意味なんだろ?
「美女と野獣」だったから…?(笑)
そう言えば、「すぐに別れると思ってた。まさか
本当に結婚するとは…」と言った人はいましたねぇ。
私たちは真面目に大恋愛してたつもりなんですが…(笑)。
2008-07-26 Sat 20:35 | URL | ミセス・かんちがい #bhhZubZs[ 内容変更]
コメントの投稿














管理者だけに閲覧

トラックバック
トラックバックURL

FC2ブログユーザー専用トラックバックURLはこちら
| ミセス・かんちがいのブログ日記 |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。