2008-03-10 Mon 14:31
2008年3月10日(月)
次男夫婦の結婚式まで、あと5日。 (入籍は昨年4月に済ませているが、卒業式の前に、ベビー 共々お披露目の意味で、今回、簡素ながらひと通りの挙 式と披露宴を行うのだ。) やることは山積みだし、乳児がいると何をするのもはかど らないし、しかも夫は風邪気味で使えないし(結婚式前に お嫁さんや孫に風邪をうつしたら大変!)で、相変わらず バタバタな日々を過ごしている。 結婚式には私の妹一家も当然出席するのだが、大学生の 姪っ子は、私の若い頃の服を着て出席する予定だという。 もともとは妹に譲った服なのだが、袖無し総レースの丈の 長いワンピースは、今では妹が着るより、若々しい姪っ子 が着た方が確かに似合いそうだ。 自分の若い頃の服を、思いがけずそんな形で着てもらえる のは、恥ずかしいような嬉しいような気分である。 お嫁さんのYちゃんにも、雑談中にちょっとその話をした。 私 「昔着たロングドレスなんかも何枚もあるから、もし 好きなのがあれば、Yちゃんにもあげてもいいんだけ ど…、でも、サイズが多分合わないよねぇ…」 Yちゃんは私と比べるとすごくスリムだし、身長も10㎝程 小さい。 彼女が着たらきっとダブダブに違いないのだ。 しかし Yちゃんは目を輝かせ、 Y 「わ~、見てみたいです~♪」 私 「そうお…? 見るだけでも見てみる? じゃ、ちょっと 持ってくるね」 私は洋服箪笥から、もう何十年も着ていないパーティー着 やらドレスを出してきて、ズラズラと並べて掛けてみた。 Y 「すごい~、式場の衣装室にあるドレスみたい!」 私は今でこそ地味なオバチャンだが、若い頃はとっぽい服 が好きで、パーティーなどでは、常識人なら普通 しない だろうというような目立つ格好(笑)を好んでしていた。 比較的無難な服は妹に譲ったので、家に残っているのは、 妹などが絶対に着ないようなハデハデな服ばかりだ。 しかし Yちゃんは、「わあ、これ可愛い!」とか言いながら、 興味津々で見ている。 …ふ~ん、こういうの、好きなんだ。というか、着たそう。 (良かったぁ! だって、「え~、お母さん、こんな派手なの 着てたんですか~」と、ドン引きされるかも…とも思ってい たのだ…笑) え~と、Yちゃんには優しい感じの水色のロングドレスなら 似合うかしら?…などと思いながら 私 「もし着てみたいのあったら、どれでも着てみていいよ」 と言うと、 Y 「じゃ、これ、着てみていいですか?」 真っ先にYちゃんが選んだのは、黒の大人っぽいミニドレス で、ちょっと意外だった。 そして、彼女が着たところを見て、 またびっくりした。 めちゃくちゃ、似合うやん! しかも、「ちょっと色っぽくてカッコイイ系」の服のはず なのに、彼女が着ると、なぜか「可愛い萌え系」になる。 Yちゃんは色白で、もともと目力(めぢから)がある。 まつ毛も長く (マッチ棒が乗るらしいよ!)、目のお化粧は 一切不要なほどだ。 その目と ストレートな黒髪と 黒い服とが、何かのキャラの コスチュームみたいに、妙にマッチしている。 最近美容院で前髪をカットしてきたので、お人形っぽさも 一段と増している。 私 「これも、はめてごらん」 と、黒レースの長手袋(指先は出るタイプ)を渡す。 Y 「…こんな手袋、初めて見ました」 と、それを二の腕がちょっと見える程度に長くはめると… うわ~、まるっきり、コスプレ!! 危ないほど、似合ってる(笑)。 アキバ系のお兄さんたちが喜んじゃいそうな雰囲気。 (岩手のご両親に見せたら叱られるかも…?) そんな着こなしになるとは、Yちゃん自身にとっても、予 想外だったようだ。 ![]() 私 「いや~、Yちゃん、アニメかゲームに出てくる美少女 キャラみたいだよ!」 Y 「…何か、戦闘力とかも高そうですよね(笑)」
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その後もYちゃんは何枚かドレスを着てみていたが、どう も彼女は、はっきりした派手な衣装が特に似合うようだ。 (普段着姿だけ見ていると気づかなかったが…。) 青緑のサテンの華やかなロングドレスも、Yちゃんが 着ると、そのままディズニーランドにいそうなお姫様み たいな感じになった。 (サイズ的にも思ったほどダブダブでもなく、裾を上げ れば、あとはベルトの調節で充分着られそう。) ![]() …いや、私だって、若い頃は似合ったんだけどね(笑)。 でも、私の「似合い方」とは違う「似合い方」なのだ。 服って、着る人によってこんなに雰囲気が変わるんだな…。 あんまり可愛いから、夜、息子や夫にも見せた。 黒のミニドレスの方は大ウケ。 青緑のロングドレスの方は、 夫 「おう、白雪姫みたいだね」 息子「…アレでしょ? 森に棲んでる木の妖精?」 Yちゃんも嬉しそう。 (コスプレの才能を開花させてしまったかな~笑) こんなに似合うのに披露しないのは勿体ないというわけで、 ロングドレスは、結婚式の「2次会のお色直しの服」として 着たらよいね、ということになった。 (2次会会場は披露宴会場と同じ建物内なので、披露宴の 最後に着たドレスをそのまま着て出ることになっている。 2次会で更に“お色直し”なんて余り聞かないけど…笑) そんなYちゃんと、先日は柏まで服を買いに行った。 もとより学生だし、この1年は妊産婦生活を送ってきたの で、Yちゃんはまだフォーマルな服を持っていない。 披露宴のドレスや、卒業式の着物・袴は、貸衣装の手配を もう済ませてあるが、「それを脱いだ後に、帰りに着る服 とか、卒業パーティーに着る服とかはあるの?」と尋ねた ところ、ないと言う。 Y 「岩手の母からも、フォーマルな感じのスーツかワン ピースを1着は買いなさい、買いに行く時間がないな らネットで注文しなさいと言われて、お金ももらって いるんですけど、ネットで探してもなかなか好きなの がないし、サイズもよくわからなくて…」 私 「いやいや、普段着ならともかく、パーティー着を、 試着もせずにネットで買うなんて無謀でしょ。 持っ ていないなら買ってあげたいな~と、もともと私も思 ってたのよ。 取手じゃ、普段着っぽい服しか売って ないから、一緒に柏まで買いに行こう!」 …というわけで、孫の世話は息子に任せ、コスプレ趣味? の嫁姑で、楽しく買い物に行ってきたのだった。 私には娘がいないので、若い女の子と買い物をするのは、 すごくウキウキする。 昨春、姪っ子とショッピングした時もそうだったが、もう 私自身は着られないような可愛らしい服をあれこれ試着さ せながら選ぶのは、生きた着せ換え人形を連れ歩くような 楽しさがある。 姪っ子同様、Yちゃんもまた、何を着せても似合うので、 着せ甲斐もある。 彼女ひとりで買いに来ていたら、きっとそうそう何枚も 試着はできないだろうし、店員さんのセールストークから 逃れるのも大変だろうけれど、こういう時は、私のような 図々しいオバサンがついていると誠に都合がいい。 店員さんには「すみませんね~」と言いながら、 「Yちゃん、これも着てみなさい、あれも着てみなさい」 と、堂々と指示(笑)。 Y 「服を買いに来て、こんなに沢山試着したのは初めて です~♪」 結果、本人も私も大満足の可愛いミニドレスをゲット。 それに合わせて、ボレロや上着、パーティー用のバッグや ストッキングも買い揃えた。 (エナメルの靴は彼女自身が購入。) 家に帰るとYちゃんは買ったドレスを早速着て、息子に 見せていたが、息子も満足げだった。 父や母が昔、私に洋服や着物を買ってくれる時、 「女の子は“着せる楽しみ”があるね~」 とよく言っていたものだが、本当に自分もこの年になると、 「着る楽しみ」は制限されるが(笑)、「着せる楽しみ」を 味わえるようになるもんだと思う。 ドレスを買った店では、その店の春の新作の数着を外国人 モデルが着た写真が載っている宣伝用冊子をくれた。 その冊子をパラパラとめくってみながら、私は 「どのモデルさんよりも、Yちゃんの方が似合ってるし、 Yちゃんが一番可愛いよ~」 …人が聞いたらどう思うか知らないが、私には本当にそう 思える。 「ウチの子、一番可愛い!」が「親馬鹿」、 「ウチの孫、一番可愛い!」が「ババ馬鹿」なら、 「ウチの嫁、一番可愛い!」は、さしずめ「姑馬鹿」と言っ たところか(笑)。 こんな感覚があるとは知らなかった。 スポンサーサイト
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-いいですね~-
こんにちは。
お嫁さんにとって、お義母さん(とお義父さん)に可愛がられるほどうれしいことはないと思いますよ。わたしも、義父母にあたたかく迎えてもらったこと、今も感謝してます。 良いお式になりますように。 --
かんちがいさんが一番いきいきしてる!(笑)
いいお嫁さんと可愛い孫娘。本当に良かったね! 地味なおばさんどころか今も目立ってると思う。笑
2008-03-13 Thu 23:53 | URL | syomin1 #vbu/5PMA[ 内容変更]
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