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牛の博物館と前沢牛ステーキ(前沢ガーデン)
2008-01-15 Tue 13:53
2008年1月15日(火)

岩手県は広い県なので(全都道府県の中で、北海道に継
ぐ2位の面積)、本気で観光しようと思ったら何日もかかる
けれど、今回は、宿を取った一ノ関を拠点に、一日で見て
回れる範囲でミニ観光をしようと考えた。

一ノ関近辺の観光と言えば、まずは平泉。
平泉には娘時代に行ったことがあるが、夫は行っていない
そうだし、雪景色の中尊寺・金色堂など、ちょっと見てみた
い気もする。
ところが調べてみると、平泉を回る観光バスは、12月~2
月くらいの間は運休である。
各種テーマパークも、冬の間は軒並み休業中。
…そんなに雪が深いのか。

ため息をつきながら地図を見ていて、平泉の一つ北の駅が
前沢だと気づいた。
前沢と言えば前沢牛。 では前沢牛のステーキを食べるの
を旅のメインイベントの一つにしよう!(笑)
ついでに前沢で見る所はないかと探せば、「牛の博物館
というのがある。 私たち夫婦は珍しい博物館を見るのが
好きだ。しかも、レストラン前沢ガーデンというのが併設
されていて食事もできるようなので、行き先はあっさりそこ
に決定。

牛の博物館へのアクセス方法は、前沢駅からタクシーで
7分とある。
私 「前沢駅まで電車で行って、そこからちょっと戻る形で
  タクシーに乗ればいいね」
夫 「いや、バスで前沢駅に向かって、終点より少し手前の
  バス停で降りた方が効率的だろ。ほら、博物館の地図
  に、白鳥(しろとり)ってバス停があるぞ」
それは博物館の割引クーポン券の印刷ページに載っている
簡略な地図だったが、確かに、最寄りのバス停が書かれて
いる。
一ノ関から前沢に向かうバスが、その白鳥というバス停に
停まることもちゃんと確認して、私たちはバスに乗った。
しかしバスを選んだのは、とんでもない失敗だったのだ。

天気予報では雪ということだったが、朝からまぶしいほど
の陽光が差し、その中を風花が舞う、美しい日だった。
一ノ関市内の路面には雪は殆どなかったが、北に向かうに
つれて、雪は徐々に増えてきた。
とは言っても数センチ程度の雪で、地元の人にとっては
雪が積もっているうちには入らないのだろうが、私にとっ
ては、滅多に見ることのない新鮮な風景。
美しい雪景色が当たり前のようにどこにでもある贅沢に
感動しながら、私はゴキゲンでバスに乗っていた。
天気が良いので、雪の照り返しで、あたりはむしろ南国
のように明るいのも、気持ちをハイにさせる。

目的の白鳥というバス停で降りて、しかし茫然とした。
建物も人影も殆ど見えない。

…牛の博物館なんて、どこにあるんだよ~?

風が冷たく寒いので、用意していた手袋をここで初めて
着用。コートのフードも立てる。
地図を再確認し、バス通りを少し歩いて戻ると、「牛の
博物館」入口の看板が見えてきて 一安心。



しかし看板に近づいて、よく見ると…

牛の博物館まで800m。

800mは、雪道でなければ問題にならない距離だが、より
雪の深い脇道を、これから800mも歩くのかと思うと、さす
がにちょっとへこんだ。
しかし 800mなら、断念するほどの距離でもない。
こんな所ではタクシーの呼びようもないし、戻るバスだって
滅多に通らない。 ここは進むしかないではないか。

しかし脇道を歩き始めてまもなく、にわかに空が曇り、
雪が本降りになってきたのだ…。
 
[ 続きはここから… ]

…雪国の天気って、こんなに変わりやすいものなのか?
しかも、時おり強い風が吹くと、積もった粉雪が舞い上が
り、あたりが真っ白になって先が見えなくなる。
そんな時は立ち止まって、風上に背を向け、じっと風が
収まるのを待ってから進むしかない。
「吹雪」と言っては大袈裟だと笑われるかもしれないが、
少なくとも私たちにとっては、初めて経験する「吹雪のよ
うなもの」だった。



…こんな所を歩いているバカは、我々だけだ(笑)。

もう、私たち、何やってんのよ~!

愚痴をこぼすというより、自分たちの馬鹿っぷりが可笑し
く、何だか笑いさえこみあげてくるのだった。
(距離がもっと長かったら、笑ってる場合じゃなかっただ
 ろうが…。)

それにしても、途中、1台の車と行き違った以外は、車すら
通らない。
臨時休館になっていないといいけど…と、それだけが心配
だったが、20分ほどかけて牛の博物館に到着し、「開館中」
の文字を見た時は、心底ホッとした。

コートを真っ白にして辿りついた我々を見て、
「え、バス停から歩いて…? お車でいらしたんじゃないん
 ですか?」
と、博物館のスタッフはびっくりし(呆れ?)、ほかに客が
いなかったこともあって、手厚く歓迎してくれた。
館長さん自ら、いろいろと案内してくれ、新春企画のネズミ
の展示まで、くまなく見学することになった(笑)。
展示内容はなかなか充実していた。「前沢牛」というのは
牛の種類ではなくて、牛肉の銘柄だということもよくわかっ
たし、繁殖農家にとって牛への最高の愛情は、その牛を
なるべく高値で売ってやることなのだという、ちょっと切ない
現実も心に沁みた。
さらには、牛と共生することで、人類が、食料、衣料、労働
力、娯楽などを手に入れ、そのおかげで文明がいかに進歩
したかなどもわかって、牛への感謝の念も芽生えた。
…う~ん、牛肉を腐らせて捨てるようなことは、絶対しちゃ
いかんなあ、と…(笑)。
ネズミの展示で見た、3センチくらいの「パンダマウス」と
いうのも、メチャ可愛かった。

ゆっくり見学を終えて、ちょうど昼近くなったので、レストラン
に移動。 こちらもすいていて、客は、もう1組だけだ。

「前沢牛は高いぞ」と夫が言っていたけれど、こういう観光
施設に併設されているレストランだし、昼食として食べるの
なら、3,000円も出せば(それだって大奮発だけど)、手ごろ
なメニューがあるだろう…と思っていたのだが、その期待は
見事に打ち砕かれた。

一番安いステーキで 4,400円…。
(しかも、ライスやサラダはプラス1,000円で別料金だ。)

一応、ラム肉料理とか、魚料理とか、カレーなど、安いメニ
ューもある。
が、ここまで来て、前沢牛以外を食べるのもなあ…。

ハンバーグ1,000円か? 4,400円以上のステーキか?
(その中間がないのが困る…。ちなみに平日なら、お得な
 ランチメニューもあるのだが、しまった、この日は日曜だ
 った…)

ええい、前沢まで来て、本場の前沢牛ステーキを食べること
など、もうあるまいし、ここは一丁、奮発するか!
…というわけで、2人とも、4,800円のリブロースステーキ
を注文。
(ライス等セットにして、5,800円×2=11,600円…これじゃ、
 予定の倍額だよ…トホホ)

しかしもちろん、味は素晴らしかったのだ。
(とにかく肉が軟らかいし、スープやパンも美味しいし…。)



レストランからの眺めも、広大で美しかった。
吹雪がやみ、再び晴れてくると、青く蛇行する川…北上川…
が見えた。
「岸辺目に見ゆ 泣けとごとくに」
と、啄木が歌った、あの北上川…。


パノラマ写真でないのが残念


帰りは、もう歩くのはまっぴらだったので、タクシーを呼んで
前沢駅まで行こうと思っていたところ、レストランの入口で
荷物運びをしていた作業着姿のおじさんが、
「前沢駅までなら、うちの車でお送りしますよ。 ちょうど、
 物産展に出す荷物も運びますので」
と親切に言って下さったので、ご好意に甘えることに。

おかげで今回はすぐに車に乗れ、有難かったので、タクシ
ー代のつもりで、降りる時に包んだ千円札を渡した。
車から降りてから、夫が、
「あの人、レストランの社長さんみたいだよ」
「ええ~?」
「あんたがトイレに行ってる時、店員さんが“社長、社長”
 って呼んでた」

…社長さんにチップなんか渡して失礼だったかしら?(笑)


ともあれ、今度は電車に乗って、無事に一ノ関に戻った。
さて、午後からは、一ノ関駅近辺の観光。
続きはまた次回に。
 
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コメント
-なつかしいなあ-
前沢ガーデンは、妻とゴールデンウイークに平泉・遠野観光をした時に行きました。理由は同じく、前沢牛を食べたいから(笑)。でも、展示を見た後に、レストランの価格表を見て、妻が、「この値段なら市内にもっといい所があるんじゃない?」と言ったので、食べなかったんです。

そして、大通り沿いのステーキハウスで、もっと高い金を出すはめになるわけですが……。

大通りから、川沿いまで結構な距離があるのと、民家というか農家の間の細い道を向けて行くので、車でもちょっと迷った覚えがあります(レンタカーで移動していたんです)。

そこを、雪道の中歩いたんですね。
九州の人と、東京の人が。

大変だったでしょう(涙)

まあ、いい思い出と笑い飛ばせるお二人だから、楽しく読めますけど、普通なら、夫婦げんかの一つも起きてるんでしょうね。

平泉中尊寺は、車でないと、毛通寺とか行けませんから、歩いて回らなくて良かったと思いますよ。
2008-01-15 Tue 18:31 | URL | 若だんな #-[ 内容変更]
-ふふふふ-
読みながら笑ってしまいましたw

一関から少し山に入ったところには、遺言で樹木葬をした
横浜の叔母が眠っているので、数年前に行きました。
昨年春先にも寄る積もりでしたが、天候が悪かったので
止めたのでした。

東北は春先でもそうですから、大丈夫かな?と楽しみに(笑)
していたのでした。
かんちがいさん、靴はどんなのを履いていったのかしらw
転ばなかったのね^^

それにしてもレストランの社長に1000円のチップとは(爆)
勘違い夫婦の珍道中記、次を楽しみにしてます~



2008-01-15 Tue 20:21 | URL | spacesis #4OrEtIGA[ 内容変更]
-観光の「オフシーズン」の意味がよくわかりました…(^^;)-
若だんなさん
牛の博物館へ、いらしたことがあるんですね。
前沢牛ステーキは、やはりどこで食べても高いのか…(笑)。

北海道出身の若だんなさんにとっては、この程度の雪は、
子供騙しみたいなものでしょうね^^
でも、私たちは、ふぶくたびに体をすくめ、
「ウォ~~っ」と叫びながら、進みました(笑)。
そうしながらも、叫んでいる自分たちが可笑しくて
可笑しくて、私はずっとクツクツ笑っていました。
笑える程度の状況だったので(本格的な吹雪でなくて
良かった…)、まあ、面白かったですよ^^
…夫婦喧嘩? 思いもよらないですね。
雪道を甘く見てはいけないというのは痛感しました。

spacesisさん
おいおい、「大丈夫かな?と楽しみに(笑)していた」
って…(笑)。
私はもともと冷え性でおっちょこちょいなので、防寒と
足元には、結構注意していましたよ。
薄いストッキングと、厚手のタイツ、さらに普通のソックス、
それにかかとの低いショートブーツを履いていましたから
寒くはなかった。むしろ、手袋をしてる手が冷たかった…。
でも、天候に対する見通しは、甘いものがありました。
いい経験になりました。

樹木葬の叔母さんのことは覚えていますが、お墓?は
一ノ関の近くだったんですね。

チップをもらった社長さん、あとで
「オレって、社長には見えなかったんだろうな~」と
思ったかもです(笑)。
2008-01-17 Thu 10:01 | URL | ミセス・かんちがい #bhhZubZs[ 内容変更]
-承認待ちコメント-
このコメントは管理者の承認待ちです
2013-01-10 Thu 11:19 | | #[ 内容変更]
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