スポンサーサイト
-------- -- --:--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
この記事のURL | スポンサー広告 | | | ブログトップページへ
お盆の意味を考える
2007-08-15 Wed 23:58
2007年8月15日(水)

檀家の前で自転車から降りて、汗をふきふき、身支度を整えて
いるお坊さんを見かけたりして、お盆だなぁと思う。

東京育ちの私にとって、実家のお盆は7月(新盆=しんぼん)
である。
お盆には伯母たち(父の姉妹たち)が家に集まったりはしたが、
彼女らも都内在住なので、泊まりがけで来るわけでもなく、
初盆の年以外は特に法要をするわけでもなく、子供の私から
見ると、お盆というのはどうもよくわからない行事で、あまり
重要な行事という印象はなかった。
結婚後も、夫の実家の鹿児島への帰省は、必ずしもお盆に
こだわる必要がなかった。夫は一人っ子なので、兄弟の帰省
に合わせることも、長男の嫁として一族を迎える準備に奔走す
ることも、無縁のままだった。
かくして私は、8月のお盆を特に意識することもないまま、
この年まできてしまったのだ。

が、今年は生まれて初めて、知人宅あてに「新盆(にいぼん)
見舞い」の手紙を2通書いたりして、何となくいつもよりは
お盆らしい気分になった。
そして、改めてお盆の意味を考えたりもしたのだった。
 
[ 続きはここから… ]

結婚して間もない頃、7月のお盆に実家に行かなかったら、
「あんたは本家の長女なんだから、お盆には顔を出しなさい。
 叔母さんたちもみんな来るのに…」
と母に言われ、ああ、そういうものかと思った。
また、ある年、お盆に実家に行く時間がなくて、仕事帰りに
墓参りだけ済ませて母に報告したら、「お盆の間は、仏様は
家に帰ってきているのだから、墓に行くより家に来るものだ」
と言われた。
それで、迎え火や送り火を焚いたり、キュウリやナスの牛馬
を飾ったりする意味を思い出した。
お盆というのは、この世に帰ってくる祖先の霊を家に迎える
期間なのだ。
だから、まず仏壇のある実家に行くのがメイン行事なわけで、
墓参りは、どちらかというと、ついでということになる。

今でこそ知識としてそういうことがわかってきたけれども、
しかし私はそのことが感覚として身につかないまま、過ごし
てきてしまった。
そして我が息子たちと言えば…お盆の意味なんて、全然知ら
ないだろうということに、はたと気づく。
考えてみれば、そういうことをちゃんと教えたことがなかった。

仏壇も位牌もない我が家では、盆の行事をしたことはないし、
鹿児島に帰省すれば、朝に夕に仏壇に手を合わせ、季節を問
わず墓参りもするけれど、盆の迎え火などは焚かないので、
改めてお盆の意味を教えたりする機会がなかった。

“お盆休み”は形骸化して、今は単なる“夏休み”になってい
る感があるけれど、この先、ますますその傾向は進むだろう。
こうして、いろいろな伝統が途切れていく。
…いいのか、それで?

本当は家庭の中で伝えていくべきこうした文化が消滅しかかっ
ている現在、こうしたことは、もう、学校で教えるしかないん
じゃないかと思う。
伝統的な年中行事の意味とか、あるいは歴史的な意味のある
祝日の意味とか、そういうことを、小中学校で、毎月1回、
ホームルームの時間などを使って、その月の分について教え
たらどうだろう?
もちろん、そのための教材(教師用だけでもよい)は、文科省
指導で用意するのだ。
できれば、小学校低学年用・高学年用、中学生用の3種類を
作る。1度聞いたくらいでは忘れるけれど、義務教育の9年
間これをやったら、日本人としての自国文化や伝統の理解に
かなり役立つと思う。
君が代を強制的に歌わせるより、大事なことなんじゃない…?

ついでに言えば、月遅れのお盆(旧盆とは違う)である8月
15日は、いっそ祝日にしてしまってもいいと思う。
終戦記念日だから(厳密に言うと第二次世界大戦が終了した
日は、停戦協定に調印した9月2日ということらしいが)、
「平和の日」にしては?という意見もあるようだが、その意味
も含めて、祝日名は「祖先の日」なんてどうだろうか?

…そんなことを、とりとめもなく考えた、今年のお盆であった。

タカサゴユリ(8/13撮影)


庭に自生しているタカサゴユリは今年も沢山咲いた。
例年はもっと早い開花だったような気がして、日記の過去記
事を調べたら、去年も一昨年も、お盆の前後に写真がアップ
されていた。
ちゃんと毎年同じ時期に咲いてるんだなぁ…。
 
スポンサーサイト
この記事のURL | 日々発見 | コメント:7 | トラックバック:0 | ブログトップページへ
<<動画をブログに貼り付ける方法と実験 | ミセス・かんちがいのブログ日記 | 取手の花火大会 (とりで利根川大花火)>>
コメント
-そう思います-
はっきり言って勉強なんかより、もっと子供に伝えなければいけない事は沢山あると思います。そういう事は本来なら家で教える事なのかもしれないけど、学校で教わる事で家族との会話の出発点になるかもしれないですしね。
2007-08-16 Thu 01:39 | URL | 俊太郎 #-[ 内容変更]
--
近所の長老に学校に来てもらった「総合的学習の時間」とかやるんですよね、今の学校って。

そういう時間に、こういう事を教えるべきですよね。

この国の成り立ちと祝日の意味を教えない日教組の教師が強い地域に育ちましたが、イデオロギーとアイデンティティは別の話にしてほしいなあ。

ただ、何でも学校で教えるしかないのかどうかは疑問なんです。まあ、思い切って受験勉強は塾で、人間教育は学校出と役割分担した方がよいのかもしれませんが。

先生がもたないか。
2007-08-16 Thu 14:41 | URL | 若だんな #-[ 内容変更]
-暑いですね・・・-
毎日暑いですね~。
鹿児島、お疲れ様でした。

お盆、地方によって、いろいろと風習が違って面白いですね。
母は、川の近くに育ったので、仏様は川に帰っていくのですよ。
お飾りを船に乗せて。
今でも、新聞紙で船を作って玄関先で線香を焚いて見送ります。
だから、野菜の馬や牛は作らないんです。
今年は、こちらの風習風に、お墓に見送りに行ってきました。

どの地方でも、気持ちは同じなのでしょうけれどね。

細かな風習や分別くさいことをいう気はないけれど、やっぱり、気持ちの部分は忘れてほしくないし、伝えて行くべきことなのでしょうね。
2007-08-17 Fri 10:40 | URL | 美緒 #5Bglkylo[ 内容変更]
-お盆-

拙宅も、両親が亡くなるまえまで、お盆は夏休みと同等くらいに考えていました。
でも、それが、両親の他界と共に、お盆をきちんと迎えるようになり、
以前カキコした通り、地元に親類縁者のたくいは皆無で
来客はありませんが、きちんと盆棚をしつらえ、お坊様に拝んで頂きます。
・・・誰が来ずとも、供養ですから。

あまり、嬉しい話では無いけれど、家族が仏になったきっかけで
きっと今の若者だって、それなりに仏事を考える様になるのかも・・?
放蕩息子の小生でさえそうなったから・・・苦笑

お盆を重ねるごとに、最近は盆棚を工夫して楽しんでいます。
今年は、敷物を白布から、エスニックな草木染にしてみました。
楽しみなのは、お坊様の反応!?
今年は気に入られた様で、少しお経が丁寧で長めでしたよ~ (笑)

決まり事が色々在ることは知っていますが、やはり気持ちのもんだいかなと
考えて、勝手な工夫を施しています。

仏さんだってワンパターンじゃ楽しめないでしょしね~。
南無阿弥陀仏。

2007-08-17 Fri 14:31 | URL | koba2106 #M2laTCY6[ 内容変更]
-お盆をもっと語ろう…と思いました^^-
俊太郎さん
お久しぶりです~。
忘れられてなくて良かったわ(^_^)
本当に、学校はいろいろ教えているようで、肝心なことを
教えてないなあ…というところがありますね。
そして俊太郎さんがおっしゃるように、「学校で教わる事で
家族との会話の出発点になる」というのは、すごく大事な
視点だと思います。
家族間で話題になれば、オトナが知っていることを伝える
機会になるしね~。何より、家族の会話の時間が増えること
自体が、豊かな人間形成に役立ち、ひいてはそのことが、
社会の諸問題の改善にも役立つと思います。

…ところで俊太郎さん、
ご自身のサイトの更新は、どしたの~?(笑)

若だんなさん
「総合的学習の時間」とか、今度できるらしい「道徳」の
時間とかを利用して、ぜひ、日本の心や伝統文化を教えて
いって欲しいですよね。

「ただ、何でも学校で教えるしかないのかどうかは疑問」
というのはその通りで、ちゃんと家庭での教育がやれな
かった自身のことも、恥ずかしく思う次第…(^^;)ゞ
でも、今の時代、親から教育し直さないと…(場合によって
は、教師を教育し直さないと…)という面があるのも事実。
オトナを間接的に教育するためにも、子どもへの教育を、
国を挙げてしっかりやることが大事でしょうね。

若だんなさんも賛成して下さいましたが、
「8月15日を祝日にしよう」って考えは、案外イケるかな?
世論的には「祖先の日」や「慰霊の日」より、「平和の日」が
支持されそうですね。
こんなネットの時代だから、みんなで話題にしていれば
そのうち新しい祝日制定の議論が盛り上がるかも…?

美緒さん
ホントに暑過ぎ~(~Q~;)…今年の8月は異常ですね。
クーラーのきいた車内から炎天下に出たら、一瞬にして
眼鏡が真っ白に曇ってビックリしましたよ。

舟に乗って仏様が川に帰っていく…という風習、いいですね。
心にしみるような叙情を誘われます。
美緒さんがおっしゃるように、こういう風習は「気持ちの
部分」が大切ですね。
いろんな風習があるし、どれが正しいとか、決まったやり方
に従わなくちゃいけない…とか、そういうことではない。
そこに、昔からの人々の思いを感じ取り、自分も思いを重ねる
ことが大切だと思います。
ただ、「形」の部分が全くなくなってしまうと、そういうこと
に思いを馳せる機会自体がなくなってしまいますよね…。
簡略化されても、知識としてだけでも、伝えていかないと、
本当に消えてなくなってしまう…という危機感を感じてます。

美緒さんのお家は、季節ごとの行事を大切にしておられて
良いご家庭だなあ…と、いつも感心しています。
お母様が一緒におられることも、それに一役買っているの
でしょうね…。

koba2106さん
「仏さんだってワンパターンじゃ楽しめないでしょしね~」
っていう感覚が好きだ~!(笑)
エスニックな草木染の敷物を敷いた、kobaさん手製の盆棚、
お坊様も気に入っちゃうくらいだから(笑)、きっと素敵で
しょうね。 私も拝見したいです~(^_^)

ご両親様が亡くなられてから、お盆をきちんと迎えるように
なった…。なるほど、そういうものかもしれません。
私は幸い、人生の前半はお盆の行事にほとんど縁がなく過ごし
てきたけれど、後半には、ドドっときそうです…(^^;)
…そうなれば、私も「お盆の達人」に…?(笑)
2007-08-17 Fri 18:28 | URL | ミセス・かんちがい #bhhZubZs[ 内容変更]
--

日本の夏は広島・長崎の原爆投下
終戦の時期にあたりますから、先祖が帰ってくると
いわれるお盆前後は平和や戦争について考えさせられる
時期でもあります。

お盆の意味を考える。 なるほど・・・
いい年をして私はその風習を考えていなかった。
お墓まいりに行かなくては。
お盆の時は死者は家に帰っているので
お墓にはいない。
「千の風になって 」♪ではないけど 
ここ(家)にきているので いいか。ナンテお墓には行かない。 
あ~、反省。 
2007-08-19 Sun 09:26 | URL | noa #-[ 内容変更]
-お返事遅くなりました…-
noaさん
お盆と終戦の時期が重なったのは、不思議な気もします。
亡くなった人を巡って、大切なのはやはり「心」ですよね。
この暑さ、お墓参りはパスでいいのでは…?(笑)

いつも思っていれば、特別な日なんて、なくてもいい。
お墓だって、なくってもいい (その人を偲ぶ人だって、
何十年かすれば いなくなっちゃうんだし…)。
でも、↑の美緒さんへのレスにも書きましたが、形や
きっかけがあることで、心が育まれることもあるかな…
と、最近は思うようになりました。
特に、子世代に対して…。

「千の風になって…」はいいですね。
関係ないけど、鹿児島の義母が、その歌詞を書道(かな)
の作品に仕上げたいと言っていたので、完成を楽しみに
しているところです♪
2007-08-21 Tue 11:26 | URL | ミセス・かんちがい #bhhZubZs[ 内容変更]
コメントの投稿














管理者だけに閲覧

トラックバック
トラックバックURL

FC2ブログユーザー専用トラックバックURLはこちら
| ミセス・かんちがいのブログ日記 |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。