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また訃報…(25才の喪主)
2007-08-10 Fri 12:29
2007年8月10日(金)

夫は若いころ、R社という出版社の編集部に勤めていた。
その時の上司(と言っても年の差は4、5才)のS木氏が亡くなっ
たのは、今から10年ほど前のことだ。
働き盛りの急死で、ご遺族は訴えこそ起こさなかったけれど、死
因は医療過誤という、残念なものだった。
残された男女2人のお子さんは奥さんが育て上げ、下のお嬢さん
が、昨年大学を無事卒業・就職したことを人づてに聞き、人ごと
ながら、安心していたのだった。
その奥さんが、今度は亡くなったという。

夫 「多分、くも膜下出血。 亡くなったのは、多分2日だって」
私 「…何、その“多分”っていうのは?」
夫 「S木さんの奥さん、独り暮らしだったろ?」
…あっ!と思った。
二人のお子さんは、今はそれぞれ別に暮らしているのだ。

私 「…もしかして、死んだこと、誰も気づかなかったの?」
夫 「うん。2日ぐらいしてから遺体が発見されたらしい…」

…何ていうことだろう。
亡くなったこと自体もショックだが、倒れてすぐに発見されなか
ったことは、もっとショックだった。

独り暮らしのお年寄りの孤独死は、時々ニュースで報じられる。
が、S木氏の奥さんはまだ52才だ。
まだまだお元気だし、2人のお子さんも、そうそう毎日 母親と
連絡をとっていたわけではないのだろう。  

夫 「変死扱いで、警察での検死も受けたんだって。遺体が戻っ
  てきて、今夜がお通夜だったらしい」
私 「告別式は明日ね。…行くでしょ?」
夫 「いや、オレは今回はもうパスしようと思ってたんだが…。
  R社の人も誰も行かないみたいだし…」
私 「ダメよ、10年前に死んだ上司の奥さんというだけなら、行く
  義理もないけど、奥さんはF井さんのお姉さんだもの」

F井氏には、会社の経理関係のこととか、我が家の保険関係のこ
とで世話になっている。つい2カ月ほど前も、車の保険のことで
我が家に来て、世間話などもして行ったF井さんの人の好い笑顔
が思い浮かぶ。お姉さんがそんな死に方をなさったのでは、さぞ
ショックを受けているであろう。

私 「S木さんの為でなく、F井さんの為に行ってあげないと。
  しかも隣町なんだし…。あなたが都合が悪いなら、私一人で
  でも行ってくるわ」
夫 「…そうだな。 オレも行こう…」
 
[ 続きはここから… ]

で、先日(7日)、二人で告別式に行ってきた。
喪主は、25才の長男くんが務めていた。
その姿を、24才になる我が家の長男に、重ねてしまう…。
この高齢化の時代に、わずか25才で喪主を務めるとは不憫な
話だ。しかも、両親とも、普通でない死に方とは…。
苦労した母親には、これから孝行もしたかったであろうに…。

遺体はとてもきれいで(傷んでいないかと恐れていたのだが)、
生々しいくらいだった。
倒れてから即死だったというのは、せめてもの救いである。
やつれてもおらず、いかにも健康な人が急死したという感じで
揺り起こせば目を覚ましそうな、温かな死に顔であった。

52才の人の葬儀にしては、少々寂しい葬儀ではあった。
ご主人のS木さんがご存命なら、会社関係の人の会葬や献花も
たくさんあったのだろうが…。
それだけに、出向いてやはり良かったと思った私たちだった。

帰る道々、夫と話し合った。
3月までは家に長男がいたけれど、今は二人暮らしの私たち。
片方が出張や旅行で家を空ければ、留守番は一人きりだ。
そんな時は互いに安否確認をすることが大切だねと…。

今までも夫は地方出張などに出た夜は、宿に入るとその旨を知
らせるメールを寄越したし、私も「お疲れ様」程度の短い返信を
返してきた。
それは主に、夫の所在確認の意味だったのだが、私が返信をす
れば、夫にとって私の安否確認の意味にもなっているわけだ。

生命保険のことも考えさせられた。
S木さんの奥さんは、自宅で小さな英語教室をしていたが、その
収入だけでは、2人の子を大学まで出すのは難しかったはずだ。
私 「ご実家から援助を受けていたのかしら?」
夫 「いや、S木さんが死んだ時の保険金があったんだよ。
  S木さんは万一を考えて、死亡保障が3000万円の保険から
  5000万円のに、途中から切り替えていたんだ。切り替えて
  半年後に亡くなったから、調査も厳しかったらしいよ」
私 「…5000万円あれば、生活費だけじゃなくて、学費も何とか足
  りるわねぇ…。やっぱり子どもが独立するまでは、保険も大切
  だわね」
もちろん、保険金の世話になど、ならないのが一番良いけれど、
いざという時、保険金があれば助かるし、金額も3000万と5000万
では随分違う。

ちなみに夫の生命保険は、ちょうど満期になり、今、解約手続き
をしているところだ。 やはり死亡時保障額を優先していたので
満期受取金はわずか100万ちょっとだ。(掛け金をずっと貯金して
いれば数百万にはなるのに。しかも途中でバブルがはじけたこと
もあって、当初に予定された受取金の半分以下なのだ…。)
何だか損をしたような気分でもあったけれど、万一を考えれば、
子育ての間はこれでよかったのだ、と改めて思うことだった。

次男・三男の今年度後半の学費(これで最終回!)は確保してあ
るし、これからは、夫が死んでも私一人が食べていければいい。
あとは、自分たちが病気になった場合の入院費などが出ればいい
ので、今回、生保の継続更新はせず、夫婦二人、安価な県民共済
に入ったところである。


実家の猫クマちゃん(8/9撮影)
※前回のクマちゃん画像は2007/6/22の日記へ。

 
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コメント
-こんな事考える年になったんだなあと-
保険の満期だとか、葬式だとか、そんなことを考える年になったんだなあと思いますよね。

保険の見直しは、子どもの手が離れたら軽くするのが一番だそうです。

私は、子どももいませんので、安否の件は身につまされます。また実家は両親が二人とも元気なのでよいですが、片親になったらば本当にこまめにしないといけないですね。
2007-08-10 Fri 15:37 | URL | 若だんな #-[ 内容変更]
--

かんちがい様

とても身につまされる記事でした。
私もひとりなので・・・。
まずは亡くなられた奥様に合掌。ご冥福を祈ります。

毎日、地球上で何人の人が死んでいくのか。
志半ばで病気に倒れる人
戦争や事件、あるいは交通事故で突然命を奪われる人
天寿を全うする人
しかし、たとえ老いて死ぬにしても
自分で死に方を選べる人は何割いる事か・・・

母子で暮らしていると
子どもに負担をかけたくない。そればかり思います。
たとえ、孤独死でもいい・・・
そんな覚悟を持って生きています。

堅実なかんちがいさんの暮らしからはこんな発想は
考えられないと思うけど・・・・
でも、不幸だとは考えません。
自分の人生の中でしか生きられないから。
あ~、私 何を言っているのか 
きっと連日の猛暑で頭が煮詰まっている。(泣
かんちがいさんの生活感 とても勉強になります。
いつもありがとう 読んでいて楽しいです。noa






2007-08-10 Fri 22:04 | URL | noa #-[ 内容変更]
-孤独死-

お友達の訃報、 小生も26の時に母親を亡くしたので、ご子息の消沈ぶりを察すると・・・合掌

人ごととは思えません、小生も独り生活25年
しかも弟は福岡だし、地元には友人だけで親戚は皆無
永年、彼女もいないし・・・(笑)
気楽な生活の裏返りで、何かあっても仕方ないとは覚悟しているものの、ポックリいくならまだしも、誰も来ない自宅で数日間動けず、あげくに昇天というのは勘弁してもらいたいですが、思うにならないのが運命かも・・・苦笑
先日NHKでも孤独死問題を特集していましたね
これだけNetが発達してきたのだから、救済システムが安易に構築できたら良いのにと思いますね~。

とにかく、今、小生が亡くなったら愛犬が路頭に迷うし
もしかしたら、神経質で小生に依存度高いので、直ぐあと追うようなことになったらと考えると、 愛犬いるうちは死ぬに死にきれません。(笑)
まぁ、孤独な生活をしていなくたって、どんなタイミングで、どうなってしまうか分からないけれど・・・・こんな事を考えるのも、歳くったと思いますね~。

孤独死したら線香の一本もあげにきてね~~(大笑)




2007-08-11 Sat 12:18 | URL | koba2106 #M2laTCY6[ 内容変更]
--
若だんなさん
人の死に触れるたび、何かを学び、考えさせられますね。
あんまり「死」に敏感でも生きていけないけど
(ニュースでは毎日沢山の死が報じられているし…)
あんまり鈍感でもいけないよと、死と生は隣り合わせなの
だよと、時々思い出させてくれるのが、身近な人の死なの
かもしれないと思ったりします。
残された者が何かを感じて、少しでもより良く自分の生を
生きれば、死者への供養にもなるのかもしれません。

若だんなさんご夫婦はまだまだお若いし、私たちも気持ちは
若いつもりですが(笑)、お互い、夫婦の生活が楽しく健康で
長く続くように…できるだけの心がけはしておきたいですね。

noaさん
こちらでの初コメント、ありがとうございます^^
私もいつも、noaさんのブログを楽しませて頂いてますよ~♪

「子供に負担をかけたくない」…というのは私も考えますし、
親たちも、そう考えているようですけれど、noaさんほどに
考えているかといえば、やはりそこは連れ合いのいる甘えで、
まだ現実的な問題と捉えているとは言い難いですね…(^^;)

でも、noaさんのお気持ち、わかる気がしますよ。
私達夫婦の恩師の奥様が、今は要介護の状態で、家の中での
移動も、3歩歩いては休むくらいらしいのですが、都内で
独り暮らしをなさっています。
息子さんが筑波のお家に、お母様用の部屋も作って一緒に
住もうと言って下さっているそうですが、「ヘルパーさんや
近所の人に助けられながらでも、独り暮らしの方が気楽だか
ら」とおっしゃって、決して移ろうとはなさいません。
その奥様と同齢の母(74才)は、「わかるわ、それが人間の
“自由”ってもんじゃないかしら…」と言います。
“自由”は、“尊厳”と言い換えられますね。
たとえ孤独死してもそちらを選びたい…というのも、尊重され
るべき選択だと思うことです。
ただ、子供としては辛いというのはありますね。

今回亡くなった奥さんも、ある意味、ご自身にとっては
理想的な死に方だったかもしれません。
即死だったというのは、ご本人の為にも、子供さんたちの
為にも、本当に救いでした。
もし倒れてから長く苦しんだのなら…、あるいは、倒れて
すぐに対処すれば助かるものであったなら…、子供たちは、
そのことでずっと心に傷が残るでしょう。
でも、死に方だけは選べませんからね…。

E子先生は、お子さんたちに「私一人になっても、私はでき
るだけ一人で頑張るからね、でも、どうしても頑張れなくなっ
た時はお願いね!」と言っているそうです。
私も息子たちには老後の面倒など期待していませんが、
私が寝たきりになったりボケたりしたら、まさか放置はしな
いでしょう(笑)。
病院か施設に突っ込んで、たまに会いに来るぐらいのこと
はするでしょうから、まあそれでいいか…なんて、私らしく
楽天的に考えてます(笑)。

kobaさん
随分若い時にお母様を亡くされたのですね…。
そう言えば、福岡の弟さんの話や、福島の叔母さんの話は
聞いたことがあるけど、親御さんの話は初めて伺ったかも…。
お父様も亡くなったのでしょうか?(ご存命だったらゴメン
ナサイ…(^^;)
「愛犬より先に死ねない」なんて、kobaさんらしくて、胸に
しみますよ。
私は今のところ、「親より先には死ねない」かな…。
(4人健在だから、まだ先は長い…苦笑)
そして、私も死ぬ時はポックリ逝きたいな~
(…って、これはみんなそう思ってるかも…(^^;)

テレビCMで、ポットを使うと子供にメールが届くっていう
のがありますね。笑うに笑えないといつも思うのだけど
(ご近所のお友達が、お嬢さんに「将来一緒に暮らしてね」と
言ったら、「ポット買ってあげる♪」と言われたそうだ…笑)、
「ネットを使った救済システム」は、できそうなもんですよね。
少なくともパソコンを使う人なら、例えば24時間PCに触れ
なかったら、自動的に全データを消去する…じゃなくて
(これはマンガの読みすぎ?…笑)、誰かに自動的にメール
送信するとか…、そんなシステム、kobaさんなら作れるん
じゃないの?
開発するなら実験台(メール送信相手)になるわよ~!(笑)
私が先に死んだらやはりお線香を…
あ、その前に、遺影の撮影を頼むんだった!(爆)
2007-08-11 Sat 23:13 | URL | ミセス・かんちがい #bhhZubZs[ 内容変更]
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