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前向きな88才
2006-10-19 Thu 00:50
 2006年10月19日(木)

伯母の描いた鯉の絵


 先月、鹿児島に帰省した時、大腸ガンの手術をしたばかり
 の伯母(義母の姉)を見舞った。
 伯母は88才。普通なら手術を見合わせる高齢だ。
 手術をしたということは、体力もあり、回復の見込みもあ
 ると医者が判断したということなのだろう。
 やっと一人でトイレに立てるようになったばかりではあっ
 たが、伯母は思いのほか元気だった。

 伯母の枕元には大学ノートがあり、術後の経過や感想が
 克明に綴られていた。 実用的なメモにもなっていて、例
 えば、点滴の管の向きについて看護師さんに教わったと
 すると、それを腕と管の絵を描いて図説してあった。
 毎回の食事も、配膳図で書かれていて、その献立を退院
 後の参考にするのだという。
 それだけでも感心したのだが、こんなこともあった。

 伯母は、ストレスが癌の原因になるという話を聞いたの
 で、退院後は、霧島(避暑地であり温泉地でもある)に
 小さな家を建て、そこで暮らそうと思うと言う。
 「ストレスのなかご(無いように)、の~んびりすればな、
  あと10年は生きっこた(生きることだろう)…」と笑い、
 「霧島に家を建てるとすれば、幾らあれば足っどか?」
 と、真面目に義父たちに相談していた。
 土地は以前に買ってあるそうなので、貯金をはたけば、
 小さな家ぐらいは建つのだろう。
 しかし88才の伯母が、今から家を建てようと考えること
 自体がすごい。
 その前向きさ、気持ちの元気さに、見舞った我々一同、
 恐れ入ったのだった。
 
[ 続きはここから… ]

 伯母は小学校教員を勤め上げた人で、日本画もたしなむ。
 画家と言えるほどではないが、県展に入選したり、カレン
 ダーに絵を採用されたりの経験もあるし、今回の手術の
 直前まで、知人に日本画の手ほどきをしたりもしていた。

 上の写真の絵は、昔、夫が高校に入学した時に、伯母が
 お祝いにくれた絵だそうだ。日本画なのに、水の深い色の
 描き方が油絵のようで、私も大好きな作品である。


 この伯母のことは、今まで書きそびれていたのだが、なぜ
 思い出したように書いたかというと、つい最近、闘病生活と
 関係する作品2つとネット上で出会い、それがとても心に
 残ったからだ。

 一つは、藤井昌浩さんの闘病漫画「病垂(ヤマイダレ)」。
 (藤井さんは、以前にも紹介した子育て絵日記「むすこみっく
  の作者、高沢浩里さんのダンナ様でもあるが、今年の夏
  入院され、今は自宅療養中である。)

 もう一つは、俊太郎さんの「赤と黒の部屋」の最新作「ファミ
 コン的物語
」。
 俊太郎さんは、持病と闘いつつ、心を洗われるような美しい
 童話や、寓意に満ちたショートストーリーなどを沢山書いて
 おられる方だ。

 私は余り体力はないけれど、今までのところ、さしたる大病
 にかかったこともなく、病気の人の辛さ苦しさを、本当には
 理解できていないと思う。
 それでも、闘病生活の中で、こういう前向きな明るさやユー
 モアを忘れない姿を見ると、胸が熱くなり、自分も見習いた
 いものだと、いつも励まされるのである。
 
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2006-10-23 Mon 03:05 spacesis in ポルトガル
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