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“ゲド戦記”私感 (+追記)
2006-08-14 Mon 00:22
 2006年8月14日(月)

 ようやく、映画の話(笑)。

 「ゲド戦記」を一緒に観たY子ちゃんは、原作の昔からのファ
 ンで、長く読み続けてきたそうである。
 「あんな壮大なストーリーを、どう映画化するんだろう?」
 というのが、彼女の興味の最大の焦点だったらしい。

 私はと言えば、タイトルすら最近まで知らなかった。
 原作を読んでおらず、内容への予備知識も殆ど持っていな
 かった私には、まあ、宮崎吾朗監督のお手並み拝見という、
 野次馬根性的なところもあった。
 宣伝の割に盛り上がりには欠けるようだが、宮崎駿監督と
 同レベルのものをいきなり求めるのは酷というものだろう。
 それに、やはり世界のジブリブランドだから、そこそこのもの
 は見せてくれるのだろう…とは思っていた。
 そして実際、期待していたよりは、ずっと良かったというのが
 正直な感想だ。

 「千と千尋…」や「ハウル…」のようにファンタジックな映像が
 息つく間もなく展開する訳ではなく、全体としては地味目で、
 「もののけ姫」系。
 メッセージは、他のジブリ作品と比べて極めてわかりやすい。
 子どもには難しいのかな?とも思うけれど、テーマ的には、
 むしろ子どもにこそ見せたい作品(特に小学校中学年~中
 学生くらいに)と言えるかもしれない。
 
[ 続きはここから… ]

 原作とは、設定もストーリーも大幅に変わっているらしいが、
 そのへんは、2時間ほどの映画にまとめるためには仕方ない。
 Y子ちゃんも、「よく、まとめてあるなと思った」と言っていた。

 必ずしも批判的な意味ではなく、全体的に、まだ青いというか、
 若いな、という印象はあった。
 映像的にもストーリー的にも、もう少し遊び心があれば、より
 万人に受け入れられやすいものになっただろう。
 が、おそらく原作世界を大切にしたかったのだろうし、原作が
 あるものの映画化は、その兼ね合いが難しいのかもしれない。


 家に帰って、「“ゲド戦記”、結構良かったよ」と言ったら、
 長男に批判されまくった。(彼は観てないくせに~!)
 「お母さんは、何でも良かったって言うんだから。
  評論力がまるでないよね。
  どんなもの見ても感動するというのは、これまでの人生で
  本当にいいものに巡り逢っていないということだよ」

 …いやいや、青二才のアンタに言われとうないわ~(笑)。 

 彼の友人の間では、“ゲド戦記”の評判は散々らしいのだが、
 私はそのことを、残念というか、気がかりに思う。
 この映画を見て、「つまらなかった」という感想を持ってしまう
 感性こそ、不幸だと私は思うのだが…。


《追記》
 この記事にコメントを下さった出人さんも、ご自身のブログで
 「ゲド戦記」の感想を書いていらっしゃったのが興味深かった
 ので、紹介・トラックバックさせて頂く。
 出人さんは、テレビCMでも流れているテルーの唄(作詞は宮崎
 吾朗氏)を引いて、牧水の歌や朔太郎の詩と共通するところを
 指摘され、
 
  そういう文学的なというか、叙情的な視点を持った監督に
  よって、この『ゲド戦記』が映画化されたのはおもしろいこと
  だとは思うし、いろんな美しさ、寂しさぐあいを伝えようとして
  いるのだろうと思わないでもないのですが、そういうポエジー
  みたいなものとしてではなく、もっと散文的な要素を求めら
  れていたのかも知れませんね。もう少し理屈っぽい話を。
               -出人さんの8/14のブログより-


 …うん、なるほど。
 映画「ゲド戦記」で得た感触は、確かに文学作品を読んだ後の
 感じに似ている。評判がイマイチなのは、まさに文学的すぎる
 から(原作に忠実という意味ではなく)なんだろう。
 詩歌を味わうように少年アレンの寂しさの質に共感できるか、
 あるいは、そこに説明やストーリーを求めてしまうかが、この
 映画への評価の大きな分かれ目の一つになるのかもしれない。

 ポエジー重視の映画というのは、それはそれでアリだとは思う。
 ただ、映画化する以上は、原作にはない「映像ならではの面白
 さ」を演出するプラスアルファがあってよかったかもとも思う。

 …しかし、吾朗監督や映画「ゲド戦記」を援護しようと、いろ
 いろ書けば書くほど、何だか厳しいトーンになってしまうのは
 自分でも困るなあ…(笑)。
 
 
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コメント
-大笑い!!-
「家に帰って~」の行を『ちゅうにぞっこん』の
カミさんに読ませたら、「青二才の~」に大笑い!
我が家も、不肖の息子二人、最近では生意気な
言動が多く、カミさん良く怒っておりやす。
この間の「ヨン様」の一件、もう一つのその後
姉も大のヨン様フアンですが
ちゅうが、ヨン様に似ていて、それ以上だと
聞きつけた姉曰く
「弟がヨン様に似ていると言うことは、兄弟である
私もヨン様に似ていると言うことよね!」と
えらい飛躍した都合の良い事を言ってたそうな。
でも、姉は50代から心臓や、リュウマチで
つらい日々を送っていましたが
ヨン様を知ってからは、痛くて辛いときは
ヨン様の写真や、顔を思い浮かべるだけで
痛みも薄れるそうです。これは医学界でも
研究が進んでいて○○効果とか、○○現象と
言って実証されているようです。
思わぬ所で、姉孝行しています。
2006-08-14 Mon 12:23 | URL | サッカー好きの猟奇的男 #jhbPlDeg[ 内容変更]
-はい、そうです。-
はじめまして。

見もしないで、そこいらの批判にしたがって、実際見てきた人の感想を否定するなんてのは、もっとも恥ずかしいことだと教えてやって下さい。

「せめて、どういう点がよかったの? 聞いてご覧」と教えてやって下さい。ついでに、「欠点を見つけることも大切だけど、長所を見つけることも同じくらい、いや、もっと大切だ」とも教えてやりましょう。

あ、すみません、はじめてなのに、こんなこと書いて。(笑)
2006-08-14 Mon 19:25 | URL | 出人 #X.Av9vec[ 内容変更]
--
先日映画を見に友人と行ったとき、どちらにしようかと悩みましたが、
一話を見ているのでパイレーツオブカリビアンを見ました。
見たい映画が多い時期のようで、いつもより映画館が混んでいました。
今回映画は見られませんでしたが、
ゲド戦記の本は続いてるんですよね。
本を読んでみたいと思います。
2006-08-15 Tue 15:59 | URL | ちゅま #5PfNFomo[ 内容変更]
-コメントありがとう♪-
ちゅうさん
ちゅうさんちの息子さんたちも、まだ生意気なところがあります?
ホントに、これが中学生・高校生ぐらいならわかるんですけどね、
長男など、まもなく23才なのに、精神的には次男や三男より幼い
ところがあります。 最近は、研究室や内定先の人間関係を通して
少しは改善されている気もするので(親が勧めた映画や本には
見向きもしないのに、同じものを友人や先輩が良いと言うと興味を
持つようです)、まあ、気長に見守るしかないのかな…。

それにしても、堂々と「ちゅうさんにぞっこんのカミさん」とはね!
どうもご馳走さまです~(ちゅうさんて、“外弁慶”でしょ?…笑)

出人さん
初コメントありがとうございます。
何かのアラ探しというのはたやすいことなので、良いところを
見つけて評価する視点を育てて欲しいというのは私も思って
います。まあ、長男も内弁慶なヤツなので、私の言うことには
いちいち批判的ですが、外では、もう少し「謙虚に聞く耳」を
持っているのだろうと思います。
私は反撃しても大抵言い負かされるので、こうしてブログで
こっそり憂さ晴らししてますが…(笑)

出人さんのブログにもお邪魔して、少々徘徊(巡礼?)させて
頂き、あちらへのコメントは残しませんでしたが、こちらの
記事に、追記で紹介、トラックバックさせて頂きました。
“長文系ゆえ心して読め”というのに親近感!(笑)
また、時々お邪魔させて頂きますのでよろしくね(^_^)

ちゅまさん
「パイレーツ・オブ・カリビアン」は、今度見に行こうと思って
いるのですよ~! 評判いいみたいですね^^
「ゲド戦記」の本は、5、6巻出てるみたいですね。
長いので、一気に読むのはちょっと根性が要りそう…(^^;)

ちゅまさんの、ミューたんとのベッドの場所取り争い?は
微笑ましいですね。
今日のブログの写真のミューたん!
枕に頭を乗せてるのが可愛かったわ~(^_^)
2006-08-15 Tue 16:52 | URL | ミセス・かんちがい #bhhZubZs[ 内容変更]
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