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岐阜の古い町里-その2-(白川郷・飛騨高山)
2009-10-10 Sat 19:09
2009年10月10日(土)

(※先日の「岐阜の古い町里-その1-(郡上八幡)+鷲ケ岳温泉」
 の記事の続きである。)


白川郷観光ポイント・見どころなどの概説

合掌造りの集落、白川郷。
ぜひ訪ねたいと思っていたのは、世界遺産だからということも
もちろんあるが、白川郷を何度か訪れている母から、
「白川郷はいいよ。 だいぶ観光地化されてるけど、今はまだ
 きれい。 あまり観光地ズレしないうち、少しでも早いうちに、
 一度見ておいた方がいいよ」

と、随分前から勧められていたからでもある。

ホテルを朝7時半に出発して、渋滞もなく、8時半に白川郷に
到着。観光バスとしては、一番乗りであった。
いろいろ順調だし、前日から集合時間が毎回きっちりと守ら
れていたこともあり、添乗員さんが
「白川郷の散策は、本当は90分ですが、105分にサービスしま
 しょう」
と言ってくれたのは、嬉しいことであった。
わずか15分の延長だが、90分と105分では、心理的な忙しさが
だいぶ違うものだ。

到着前に、バスの中で白川郷の地図が配られ、見学の段取り
の簡単な説明を受けた。
添乗員さんの勧めもあって、ツアー客ほぼ全員が、「合掌造り
民家園
(白川郷 野外博物館)」の見学オプションを申し込んで
いたのだが、添乗員さんが言うには、
「民家園そのものは、世界遺産ではありません。世界遺産にな
 っているのは、対岸の萩町地区です」

…え~? じゃ、オプション申し込まなくてもよかったじゃん?
と、一瞬思った。(が、ここもとても良かったことは、後述する。)

添乗員さんの説明によると、
「民家園は、ゆっくり見ればそれだけで1時間はかかりますし、
 団体には、ガイドさんが付いて合掌造りの説明などもしてく
 れるんですが、あまりのんびりしていると、肝心な世界遺産
 の方を見る時間がなくなっちゃいます。20~30分で適当に切
 り上げて、あとは“であい橋”を渡って萩町地区の方へ行って
 下さいね。あ、民家園の入場券のオマケで、どぶろくアイス
 が食べられますから、それだけは食べてから行って下さい」


世界遺産の方、萩町地区の説明については
「自由に散策できますが、民家の中に入るのは有料です。和田
 家とかは見た方がいいですね。集落全体を見渡すには、展望
 台(萩町城跡)に登ると良く見えますよ。でも駐車場から展望
 台まで歩くと、40分かかりますから、時間を考えて下さいね。
 展望台と行き来するシャトルバスもあるんですが…。あ、戻る
 バスが一番早くて10時発だから無理ですね…。ごめんなさい、
 展望台の話は聞かなかったことにしてください!(笑)」


…う~ん、そんなの聞いちゃうと、ますます展望台に行けない
のが残念でたまらない(笑)。
朝早いツアーだと、すいているうちに散策できるのは良いけれ
ど、そういうデメリットもあるんだな。
というわけで、まずは民家園の見学。

民家園

平成7年に、萩町地区が世界遺産に登録されるよりずっと前か
ら、合掌造りの民家保存の試みがなされていて、世界遺産登録
運動の原点となった場所が、ここ民家園である。
昭和42年に、加須良集落で集団離村が起こって、集落がもぬけ
の殻になり、無住の家が雪の重みで潰れたりして廃れそうにな
った時、村が民家保存モデルとして、庄川の河畔に移築し、村
立「白川郷合掌村」として整備したのが、現在の「野外博物館
合掌造り民家園」の始まりなのだ。
大小20棟ほどの建物があり、うち9棟が岐阜県の重要文化財に
なっている。古い姿がそのまま残されているものも多く、民家園
の中だけでも、結構な見ごたえがある。


もっとゆっくり見たいけど、早々に民家園を引き上げ、萩町地
区へと向かう。


白川郷萩町地区(世界遺産地区)】

白川郷については、今まで何度か写真やテレビの映像で見た程
度で、詳しい知識は、何もなかった私。
だから、世界遺産になっている現在の白川郷は、相当に整備さ
れているのだろう…と、何となく思い込んでいた。
(例えば、以前に行った“大内宿(おおうちじゅく)”などは、電線を
 地中に埋める、トタン屋根の家は茅葺きに戻す…などの整備を
 進めて、昔の風景を再現しようと努力しており、白川郷も当然、
 そんな感じだろうと、思っていたのである。)

しかし、白川郷は、そうではなかった。
電線はあるし(電信柱は木製だが)、車は走ってるし、普通に
洗濯物とかも干してあるし…。
農村風景ではあるけれど、そこにあるのは、「昔の遺跡」ではな
く、「現在の生活風景」なのだ。(集落内は全て私有地。)

え、ここが世界遺産地区…?
と、一瞬、面食らった。

写真や映像だと、合掌造りの建物ばかりがあるように見えるが、
実際には、普通の家(茅葺き屋根ですらない家)も、結構多い。
(母の証言によると、世界遺産になるより昔の白川郷は、普通
 の屋根の家なんかなくて、もっと良かったそうである。)

しかし、散策を始めて、田んぼの稲刈り風景などを眺めたり、
犬を散歩させているお婆さんと行き交ったりしているうちに、
何とものんびりした、イイ感じになってきた。
そして、ここが世界遺産に登録されている意味が納得できた。
これぞ、まさに「里山」の風景。
合掌造りの民家が珍しいとか言うだけの話ではない。
つまり、人々が今もそこで暮らしているということ、その暮らし
を含めた風景が続いていることが、貴重なのだ。
 
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