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最近読んだマンガ(坂口 尚『石の花』ほか)
2010-04-16 Fri 15:46
2010年4月16日(金)

このところ、すっかり「お出かけブログ」になっていたので、久々に、
引きこもりネタ(笑)。
(お出かけばかりしているように見えるのは、ブログ更新の日付け
 が飛んでいるからであって、普段の私は、ほとんど毎日家の中で、
 ちまちまと仕事や家事をして過ごしているのである。)

ご紹介したいのは、漫画3点。
 ・「石の花」(坂口 尚)
 ・「テルマエ・ロマエ」(ヤマザキマリ)
 ・「うおっ!? 脳梗塞になってしまった!!」(藤井昌浩)

万人向きとは言えないかもしれないが、いずれも、興味を持った人
には、お勧めできる秀作と思う。


石の花(1~5巻)】

これは、ナチス制圧下の旧ユーゴを描いた、歴史漫画。

石の花(1)侵攻編 (講談社漫画文庫)石の花(1)侵攻編 (講談社漫画文庫)
(1996/07/12)
坂口 尚

商品詳細を見る(アマゾンへ)


はっきり言って、重い
それは読む前から想像がつくが、それでも読もうと思ったきっかけ
は、暫く前から、米原万里さんの文章にちょっとハマっていて(存
命中に読めば良かったのに、今ごろ…)、彼女のエッセイ集

ガセネッタ&(と)シモネッタ (文春文庫) (アマゾンへ)

の中の「芋蔓式読書」で、「石の花」のことが紹介されていたのだ。
ちょっと引用させて頂くと、

 島国のわれわれには何度聞いてもわかりづらい入り組んだ多民族
 国家の歴史が、手に汗握る波瀾万丈の物語と激動期を生きる人間
 たちの姿を通して、心と頭にしっかりと刻み込まれるんですね。
 あまりに感動したので、二〇セットくらい買い込んで、友人たちに配っ
 たんです(笑)。


…5巻組を、20セット?!
それは、ただごとではないなあ…と思い、私も最初から5巻まとめて
買った。(私としては、それが精一杯の“大人買い”…笑)

もともと世界情勢全般に疎い私。
特に民族・宗教紛争を繰り返す東欧のことは、チンプンカンプン…。
ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争の時も、新聞やテレビのニュースで
解説を見聞きしても、ちっとも飲み込めなかった。
この際、ユーゴスラヴィアの基礎知識を、ちょっと勉強しておくか。
本で勉強したら、すぐにくじけそうだけど、漫画なら、きっと最後まで
読み通せるだろう…というわけで、読んでみたのだった。

読んで良かった。
私は知人に配ったりはしないけれど、読み終えた5巻セットは、高校
で歴史の教師をしている次男に譲ろうと思っている。
(生徒に勧めても良さそうだしね。)


テルマエ・ロマエ

これは、YUKKEさんが3月初めに
テルマエ・ロマエを読みました
という記事を書いていらして、面白そうだな~と思い、即、アマゾン
で買ってしまった1冊。
(その後、読書家のおかんさんの本棚でも発見した。 おかんさんも
 守備範囲が広いなあ~)

テルマエ・ロマエ I (BEAM COMIX)テルマエ・ロマエ I (BEAM COMIX)
(2009/11/26)
ヤマザキマリ

商品詳細を見る(アマゾンへ)


これは、電車の中で読んだのだけど、表紙がちょっと恥ずかしいから、
カバーを裏返しにかけて読んだ。
でも、ニマニマしながら読んでしまったから、やっぱり傍目には怪し
かったかも…(笑)
 
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宴会やパーティーにお勧めの、CMソング楽譜集
2009-12-06 Sun 21:48
2009年12月6日(日)

年末年始に向かうこれからの季節、忘年会やら、クリスマス
パーティー
やら、帰省先での飲み会やら、何かと人が集まっ
て楽しむ機会は多いだろうと思う。
本日は、そんな時のネタとして役立ちそうな楽譜集のご紹介。
(今年の11月に出たばかり!)

・ピアノでときめくCM・テレビテーマ集
 「ブラウン管からケンバンわ♪

ピアノでときめくCM・テレビテーマ曲集 ブラウン管からケンバンわ♪ピアノでときめくCM・テレビテーマ曲集 ブラウン管からケンバンわ♪
(2009/11/13)
広瀬 美和子

商品詳細を見る(アマゾンへ)


これは、先日、ちゅうさんの個展に行った日に、映画やラン
チを済ませた柏の葉ららぽーとの楽器屋さん(しまむら楽器)
で見つけた1冊。
いや、見つけたのはお友達のN井さんだったのだが、彼女は、
「これ、K木さんが好きそう~」
と、私に見せてくれた。
数ページ見た私は、「これは使える!」と、即刻購入。
(彼女には、好みを完全に掌握されてるなあ…笑。
 しかも私は、息子一家用にも買おうと思い、店員さんに在庫
 を調べてもらうという、ハマりよう。 …1冊しかなかったの
 で、結局1冊しか買わなかったけれど…)

楽譜集と言っても、難しいものではなくて、テレビのCMソン
グや番組テーマ曲などを集めたもので、別に楽譜が読めな
い人でも、パラパラめくると知っている曲ばかりなので、つい
口ずさんでしまう。
歌だけでもよし、何か楽器を使うもよし、宴会の場での余興
一発芸のヒントになりそうな、面白曲集なのだ。

例えばそう、「ロート、ロート、ロート~♪」なんていう、
誰でも知ってるCMソング。
これの最後の部分(「ロート製薬~♪」)は、三重唱できる
ようになっているから、これを3人で歌ったら、簡単だけど
立派な?宴会芸になりそう。


楽譜の最初には、テンポの目安(♩ 120など)の次に、表現上
の注意・工夫点(「のびのびと」など)が書かれていたりするも
のだが、この楽譜集の面白いところは、この一言がとても洒落
が利いていて、それを読むだけでも楽しいのだ。


掲載されているのは、例えば、こんな歌。
 
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母に本を選ぶ(見舞いにお勧めの本)
2009-11-05 Thu 12:16
2009年11月5日(木)

鹿児島から帰って来てから、母の所へは2回見舞いに行った。
帰宅の翌日(さすがに、若冲より母を優先した…笑)と、さらに
その2日後。

別に具合が悪くなっての入院ではないし、特に心配な様子
でもないことを妹から聞いたはいたが、そうは言っても、やは
り娘としては、顔を出してやらねば。

特別な見舞いの品は持たず、鹿児島から持ち帰った土産を
いろいろ持って(その殆どは見せるだけで、その足で実家に
持っていくことになるが)、とりあえず様子を見に行こうと思っ
た。

お金のお見舞いは要らないだろうと思ったが、家を出る前に
念のため、妹にメールで確認。
離れていると、その時々の「空気」が読めないからな…。
それに、もし妹がお金で渡しているようなら、私も合わせた
方がいいし。

私 「お見舞いのお金、上げた方がいいの?」
妹 「いいよ、重病じゃないし。お返しが面倒だって嫌がる
  よ。 お見舞いは本がいいんじゃない?」

…そうか、本ね。

迂闊にも、考えていなかった。

以前に、叔母(今は故人)を見舞った時は、本屋で雑誌を物
色して行ったら、喜ばれた。
でも、この日は、本屋に寄らずに直行したかった。
それに、母にだったら、別に新しい本を買っていかなくても、
家にある私の本を何冊か持って行って貸せばいいだろう。

母の好みそうな本は、だいたいはわかる。
母は読書家ではないが、気に入った数少ない本を、繰り返し
熟読するタイプである。
昔は時々、母に本をプレゼントしたり、貸したりしたもした。
(その中で母が特に喜んだのは、星野富弘の詩画集「鈴の
 鳴る道
」と、群ようこの面白エッセイ「トラちゃん」だった。)

鈴の鳴る道―花の詩画集鈴の鳴る道―花の詩画集
(1986/12)
星野 富弘

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トラちゃん (集英社文庫)トラちゃん (集英社文庫)
(1989/08)
群 ようこ

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しかし最近は、もう20年近く、母に本を上げたり貸したりをし
ていない。
76才の現在の母の「読書力(視力や根気も含めて)」が、ど
の程度なのかが、よくわからない。

まあ何か、軽く読めるものを…と、部屋の中を見回してみる。
そうそう、これは母に読ませたいと思っていたのだった…と、
真っ先に手に取ったのが、田代しゅうじさんの詩集、「野にあ
る神様
」。(過去記事「たまには詩集を読もう」参照。)

野にある神様―田代しゅうじ詩集 (子ども 詩のポケット)
  
あとは、漫画なんか、どうだろう?
ええと、ストーリーものでない(ちょっとずつ読める)、シニア
向きの漫画って、何だろう?
「ひなちゃんの日常」は、ちょっと平和すぎて、物足りない感
じかも。(これは、88才の恩師の愛読漫画。)
母なら、もうちょっと刺激が強くても大丈夫だろう。

で、私がもう何年も愛読している、バニラファッジさんのブロ
「7人家族の真ん中で」の書籍版をチョイス。
姑に苦労した母なら、これは面白く読めるはずだ。
(過去記事「ブログ本、3冊購入!」参照。)

7人家族の真ん中で。7人家族の真ん中で。
(2007/11/06)
バニラファッジ

商品詳細を見る


とりあえず、この2冊を持って行くことにした。
これなら、ちょっとずつ読んでも楽しめるし、母の読書力が相
当落ちていたとしても、大丈夫だろう。
(「7人家族…」の方は、ちょっと字が小さいかもだけど。)


さて、入院中の母は、見たところ普段以上に顔色も良かった。
枕元には、愛読書?の山頭火の句集など3冊ばかりがあって、
一番新しい本は、入院してから、もう2回読んだと言っていた。
老眼鏡もあるし、小さい字も問題ないらしい。

私 「あら、だったら次は、小説か何か持ってきてあげる」
母 「いや~、難しいのはダメだって!」
私 「わかってるって。易しくて疲れないのにするから」

ということで、次に行った時は、6冊(!)持って行った。
1度に6冊は多すぎると思ったけれど、自分で絞るのは難しか
ったので、この中から、母の好きなものを選んでもらえばいい
と思ったのだ。
以下が、その6冊のラインナップ。
 
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略語のこととか
2009-09-06 Sun 12:48
2009年9月6日(日)

私が日ごろ愛読しているブログを、大雑把かつ乱暴に分類す
るならば、

  1  オモシロ系
  2  ステキ系
  3  タメニナル系

に分けられるかと思う。
(私自身は、「2」は捨てている…笑)

ガハハだったり、ニヤリだったり、クスリだったり…とにかく
笑えるのが、「1」。
その中で、痛快系の1つがありくいさんのブログだ。

今朝、ありくいさんのブログで、省略語について書かれている
「今ぐだ」という記事を読んだ。 そちらにコメントしようかなと
も思ったけど、ついでに思ったこともあったので、自分で記事
を書くことにした。

ホットケーキミックスを、今どきはそう略すのか…という話も
さることながら、私が途中で「むむむ…」と考え込んでしまっ
たのが、

 「メンコン」、 「ブラ1」、 「モツレク

などの省略語。

何か、すっかり定着している古典的な省略語らしいのだけど、
世間知らずの私は、1個もわからない。
とりあえず思い浮かんだのは、

 モツレク…「モツ鍋レクリエーション大会」?(違うな、多分)

 ブラ1…「ブラジャー1枚」しか思いつかん…。それって、部屋
      での軽装のことだろうか? (ちなみに私は「キャミ1」
      はあっても、「ブラ1」は、ないぞ。)
      それとも、男性が女性を攻め落とす時の、「あと、もう
      ひと息!」的な隠語なのかしらん?

 メンコン…語感からすると、漢語の組み合わせ?
       「面前結婚」?…いや、意味をなしてないし…(笑)


で、「メンコンとは」で検索してみた。

「メン」は、「メンデルスゾーン」…。

ああ、そっちの「クラシック系」ね。
(そこで文脈を読み誤っている時点で、私の読解力、どうなの…?
 って話。笑)

だったら、「モツ」や「ブラ」が誰なのかもわかる。


で、連想式に、1年以上も前に読んだ、この本のことを思い出した。

・「KY式日本語 -ローマ字略語がなぜ流行るのか-」
  (北原保雄 編著/「もっと明鏡」委員会編集)


KY式日本語―ローマ字略語がなぜ流行るのかKY式日本語―ローマ字略語がなぜ流行るのか
(2008/02/07)
北原 保雄(編著)

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たまには詩集を読もう(「野にある神様」「食卓一期一会」)
2009-08-21 Fri 15:50
2009年8月21日(金)

「今ではこんなになっちゃった私(笑)」にも、かつて夢見がち
なオトメだった頃はあったわけで、10代の少女の通過儀礼の
ように、詩を好んで読んだり、ヘタくそな詩を自分で書いてみ
たりという程度のことはしていた。

以前にご紹介した矢沢宰さんの詩集も愛読した1冊だったし、
学校の図書館で借りたり、自分で買ったりと、今にして思えば、
国内外のいろんな詩人の詩を結構読んでいた。
ランボー「十七歳! あなたは幸せでなければならない」
なんて一節を、16才の私は激しく肯定しつつ、自分のことを
思うと何ともやるせなかったし、病床にあった立原道造が、
見舞いの品は何がよいかと友人から尋ねられた時に、「五月
の風をゼリーにして持ってきてください」
とリクエストした…
なんてエピソードには、すっかり参ってしまって、立原道造に
殆ど恋をしそうな勢いだった。
(ちなみに大学に入学して間もない頃、ある文学好きな友人
 に、 「詩は立原道造が好き」と言ったら、「立原道造?…綺
 麗すぎるわねぇ」と、鼻で笑われるような反応をされ、ちょっと
 傷ついたりもしたのだった。笑)

大人になってからは、詩集を手にするということ自体、滅多
になくなってしまった。
仕事柄、詩を扱うこともあるので、時折、断片的に詩を目に
してはいるし、時には図書館で、何冊もの詩集を忙しく繰っ
て、仕事に使えそうな詩を探すこともある。
が、1冊の詩集をじっくりと味わって読むということは、長い
こと忘れていた。

が、最近、詩集を前後して2冊手に入れ、ゆっくり読んでみ
たところ、とても豊かな気持ちを味わえた。
「ああ、人間、時には“詩”を読む余裕を持たないといけない
なあ…」と、しみじみ思った次第である。


1冊目は、田代しゅうじの『野にある神様』。

野にある神様―田代しゅうじ詩集 (子ども 詩のポケット)野にある神様―田代しゅうじ詩集 (子ども 詩のポケット)
(2006/01)
田代 しゅうじ

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きっかけは、仕事で使う詩を探すために、近年の高校入試問
題集を繰っていた時のこと。
私は、入試問題によく使われる詩人というのはだいたい知り
つくしている(教材に使える詩人はもっと限られる…著作権
の許諾が厳しい詩人の作品は、版元さんが敬遠するからだ)。
だから「ああ、またこの詩人か、この詩か…」と思うことが多い
のだが、その時、初見で、なかなか良い詩があった。
それが、田代しゅうじさんの詩だった。

田代しゅうじ? …聞いたことない詩人だなあ。
長さの関係で、その詩をその時の仕事に使うのは難しかった
のだが、とても心ひかれたので、この人の詩集を読めば、ほ
かにもきっといい詩がありそうだ…と直感した。
で、趣味と実益を兼ねて、この詩集を注文したのである。
その時点で、著者に関する知識は全くなかった。

届いてすぐ、1ページ目から順に読み始め、まもなく
「あら、この人は鹿児島出身の人?」
…と、ちょっと奇遇な感じというか、親近感を持った。
ところどころ、鹿児島弁が出てくるのだ。

田代さんの詩は、平明で、心情描写があまりなくて、そういう
意味では「問題が作りにくい」詩ではあった。
が、遠い昔、幼い頃に鹿児島で体験、見聞きしたのであろう
情景(戦争中のことも含む)が、淡々と、ひたすら風景として
描かれていて、それがすごくいい。
私が知っている時代よりもだいぶ昔の風景だけど、それでも、
一部には既視感があるし、ああ、きっとこうだったのだろうと、
その情景、空気の感触までがよみがえるようだ。
私より年配の人が読めば、きっと懐かしさも感じるだろう。

ある時代に、ある場所に在った風景…今では消えてしまった風
景…を記録しておくことは、それだけでも貴重だと思える。
絵や写真もいいけれど、とにかく言葉で風景を切り取っておく
ことの意義を、すごく感じた。
書いておかなければ、どこにも残らない風景というのがある。
それは、若い世代にも、語り伝えたい風景でもある。
戦争を描いたものなどは、平和教材として小学校の国語教科書
とかに採用されても良さそうなものが多くて、この詩人(結構
年配らしいのに)が、今まで、さほど注目されていないのが不
思議に思えた。
(よし、今からでも、私が仕事に使ったり、ブログで紹介したり
 して、もっと世間に注目してもらうぞ!…なんて、気負ったこ
 とも、考えてしまった…笑)

さて、詩集を最後まで読んでから、奥付けの著者紹介に目を通
した。
1937年、鹿児島県は川内(せんだい)市内の生まれ。
…ああ、やっぱり鹿児島の人だ。
そして、最後に著者の現住所が書かれていて、驚愕した。
田代しゅうじさんは、現在、茨城県取手市に住んでおられるのだ。

おお、こんな身近な所に、詩人が、しかも鹿児島出身の詩人がい
たのか。
全然知らなかった。
純粋に詩に惹かれて詩集を手にしたら、鹿児島出身で、取手市
在住の詩人のものだった…それをたまたま、鹿児島にゆかりが
あって、取手に住んでいる私が手にしたという偶然が、何やら
運命じみて思える。

それにしても、取手図書館に、田代しゅうじさんの詩集を1冊も
置いてないなんて、ダメじゃん!
(取手図書館のサイトの蔵書検索で調べたら、「茨城の童話」の
 本の編集委員として田代さんの名前が出てきただけであった。
 取手に現住所があるだけでは「郷土の作家」扱いにもならない
 のだろうな…。 あ、そう言えば、取手図書館には、夫の本
 1冊もないんだよね…これはまあ、いいんだけど。笑)
田代しゅうじさんは、鹿児島では少しは知られているのかな?と
思ったけど、少なくとも、義父母たちは知らなかった。
(となると、田代さんの詩を宣伝する役割は、私に運命づけられ
 ているのでは?…と、ますます思ってしまった私…。 まずは、
 取手図書館に入れてもらおう。それから、鹿児島の義父母や実
 家の両親に、この本をプレゼントするのもよいな…。)


さて、2冊目の詩集は、長田弘食卓一期一会』。
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『 トナカイ月 』は、スゴ本
2009-07-31 Fri 22:16
2009年7月31日(金)

もとより読書量の少ない私である。
自分の守備範囲、興味のアンテナに引っ掛かる、ごく狭い範囲の
本だけでも、とても読みきれず、アップアップしている。
一生読まない本、存在すら知らずに過ごしてしまう本など、もう無
限にあるわけだ。
が、たまたま誰かに勧められて、自分とは無縁だったはずのそん
な本を読んでみて、それが「読んで良かった」と心から思う本だっ
た時、私はその人に本当に感謝してしまう。
「トナカイ月」は、そんな1冊だった。

読んだきっかけは、こうだ。
大学時代の友人たちと、麻布十番で食事とお泊まり飲み会をし
た時
、床に就いてからも長々とオシャベリをして、一番遅くまで
起きていたのは、私とO田さんだった。
「…最近どんな本を読んでいるの?」という私の質問に答えて、
彼女が挙げた本は、私がタイトルを聞いたこともないような本ば
かりだった。
で、私は枕元のケータイに手を伸ばし、彼女の言う本のタイトル
だけをとりあえずメモしてきたのだった。
(著者名などは、後でネットで調べがつくと思ったから。)

帰宅後には、ケータイのメモを見て、4、5冊の書名をすぐに検
索。アマゾンのショッピングカートに放り込んだ。
(買う買わない、読む読まないは後で検討するとして、最近は、
 気になった本は、とりあえず覚え書き代わりに、アマゾンのカ
 ートに入れておく私である。)
「トナカイ月」は、すぐには見つからなかった。
と言うのも、話を耳で聞いてメモした為、私は、この本のタイト
ルを、「トナカイ好き」だと思い込んでいたのだ(笑)。
ヘミングウェイ賞を受賞した本だと聞いた記憶があったので、
「トナカイ好き ヘミングウェイ賞」
という無理やりな検索で、何とか探し出したのだった。


どうやらO田さんは、海外のベストセラーをよく読んでいる模様。
道理で、私の知らない本ばかりなわけだ。
(考えてみれば、私は、殆ど日本国内の本ばかり読んでいる。これ
 は、海外作品だと、どんなに面白いものを見つけても仕事に使
 えない…著作権の許諾を取るのが面倒なので、版元さんが敬
 遠する…ということも、ちょっと関係するのだが。)

O田さんオススメの本の中で、私がまず読んでみたのは、一番取っ
つきやすそうだった、「犬たちの隠された生活」。
(姉妹編に「猫たちの隠された生活」もあるが、こちらは未読。)

犬たちの隠された生活犬たちの隠された生活
(1995/08)
エリザベス・マーシャル トーマス

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これがなかなか面白かった。
これは筆者が「犬に意識はあるのか? 犬は何を考えているのか?」
を研究するために、11頭もの犬を飼い(うち、10頭は、著者の許で
全生涯を過ごした)、なるべく「しつけ」などの人間の手を加えずに
観察した記録である。
犬というのは身近な動物で(私は犬を飼ったことは一度もないが)、
通常は、「主人」である「人間」に従うことを喜びとする生き物だけ
れど、本来は、「犬社会」の中で、犬同士の関係を何より大切にす
るのだということがよくわかる。
本の最初の頃は、この研究をするきっかけになったミーシャという
1匹の雄犬のことが長々と書かれていて、それも興味深くはあるが、
何より、犬たちが集団で暮らすようになってからの様子が大変面白
い。 犬にも相思相愛や貞操があるし、そういうのは無しに、子種を
得るためだけにクールな交尾をすることもある。望まない子を孕む
こともあるし、そんな場合は、群れの仲間から冷たい仕打ちを受け
たりもするのだ。

著者は、もともと人類学者であって、研究者らしい冷静な観察眼で、
そんな犬たちの意識・感情を描いている。
そして同じ著者が、1950年代にアフリカのカラハリ砂漠で原住民の
ブッシュマンと数年間、生活をともにした経験をもとに、原始の人々
の暮らしを小説として描いたのが、「トナカイ月」である。

犬たちですら、これほどのドラマがある。
同じ著者が、「人間」を観察して描いたものなら、さぞ面白いに違い
ない。
それで、「トナカイ月」を読んでみる気になったのだった。

・「トナカイ月―原始の女ヤーナンの物語」〈上・下〉

トナカイ月―原始の女ヤーナンの物語〈上〉トナカイ月―原始の女ヤーナンの物語〈上〉
(1992/10)
エリザベス・マーシャル トーマス

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これは、ちょっと高価な2冊組なので購入をためらい(笑)、取手図
書館の蔵書検索
で書庫にあることを確かめて(今は図書館にある
本をネットで調べられるので本当に便利だ)、夫に借りてきてもら
った。 (自分で借りてきてもよかったけれど、週に1~2度は図書館
通いをしている夫を使う方が便利だ…笑)
  
『 トナカイ月 』は、スゴ本の続きを読む
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2度楽しめる小説とか、途中までしか読めない漫画とか
2009-05-22 Fri 17:26
2009年5月22日(金)

終末」(「週末」ではない)の過ごし方は、なるほど、人によって
異なるのだろう。

しばらく前に読んだ、伊坂幸太郎氏の『終末のフール』は、地
球と人類の滅亡が3年後に迫った「終末」の日々を、穏やかに、
あるいは熱く生きる人々を描いた連作短編集だ。

終末のフール終末のフール
(2006/03)
伊坂 幸太郎

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収められた8つの作品は、それぞれに主人公が異なる独立した
作品。 が、登場人物が他の作品の中にも出てきて、どこかで
連関しあっていて、全体で、「プチ・伊坂幸太郎ワールド」になっ
てもいる。
内容は、私が好きな内海隆一郎の作品みたいな「いい話」系だ
ったり(伊坂氏は、ミステリーだけじゃなく、こういう小説も書ける
んだな…)、そうかと思うとギャグのような展開のものがあったり
するのが楽しい。
「本を読むのは面白いなあ。私は“終末”の日々をもっぱら本を
読んで過ごしてもいいなあ…」
なんて思いながら読み進めたら、
本を読みまくる少女の話も出てきた。

最近は本を読んだら、手帳(例の100円ノート)に日付けと書名、
できれば簡単な感想などもメモするようにしている。
が、この本は図書館から借りたもので、夫が早々と返しに行っ
てくれてしまったものだから、メモをしそびれていた。
8つの短編のタイトルが全て『○○の○ール』で統一されてい
るのが面白かったので、そのタイトルだけでもメモしておこうと、
昨日、ネットで調べた。(記憶に頼って書こうとしたら、3つくらい
しか思い出せなかった…笑)

 「終末のフール」
 「太陽のシール」
 「篭城のビール」
 「冬眠のガール」
 「鋼鉄のウール」
 「天体のヨール」
 「演劇のオール」
 「深海のポール」

これを調べていた時、集英社の「終末のフール」特集サイトがあ
るのを知った。
のぞいてみたら、これが面白い。
『終末のフール』の登場人物は、全員“ヒルズタウン”という街の
住民なのだが、このサイトには、その街のマップのフラッシュ画像が
あり、その上を人物が動いている。
人物をクリックすると、人物のプロフィールを見たり、人物同士の
会話(作品の一部)を読めたりする。
面白いのは、地図上の隠れキャラを見つけると、それぞれの短編
の創作秘話も読めること。
この、隠れキャラ探しが結構難しい。
あちこち読みながら、8つのキャラを全部探し出すのに、1時間ほ
ど熱中してしまった。

ん~、こんな面白い連動サイトがあるなんて、全く知らなかった。
(書店で買った本なら、多分、帯にサイトの案内があるのだろうが。)

…と言うわけで、『終末のフール』をこれから読む人や、既に読ん
だ人は、この特集サイトでも遊んでみると、2度楽しめますよ、と
いう、お話。


さて、伊坂幸太郎氏の作品は、活字以外のコンテンツとの相性が良
いらしく、『終末のフール』は演劇(昨年1月に公演)にもなった模様。
私は見ていないけれど、映画も、昨年公開の『アヒルと鴨のコイン
ロッカー』、現在公開中の『フィッシュストーリー』や、明日23日公開
の『重力ピエロ』
(前評判が良いようだ)などがあることは、ご存じ
の方も多いだろう。

最近、伊坂幸太郎氏原作の漫画の『魔王』も読んでみたが、なか
なか面白かった。
これは、先日の新年会の時に三男が持ってきたもの。(彼は家に
帰ってくる時は、いつもオススメの漫画を1袋くらい提げてくる。)
 
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ノーベル賞を勘違いしていた私(最近良かった本のこと)
2009-04-22 Wed 21:50
2009年4月22日(水)

ノーベル賞と言うと、「何だかよくわからないけど、すごい賞」
と子どもの頃から思っていた。
大人になった今は、「ノーベル賞級の功績を挙げた人がみん
なノーベル賞をもらえるわけじゃない(もらって当然ぐらいの人
が、もらわずに死んじゃうこともたくさんある)」とか、「選考基
準に偏りがあるようだ」ぐらいのことは認識するようになったけ
れど、それでも、やっぱりノーベル賞の価値が下がるわけでは
なく、私の中では、「ノーベル賞は、何だかよくわからないけど
すごい賞」という、子どもの頃とさほど変わらぬ認識が、今も
何の疑いもなく、居座っていたのだった。

そんな程度の認識しかなかったから…ということでもあるのだ
が、今年の1月に読んだこの本は、私にとって、目から鱗が落
ちまくりの本だった。

ああ、そうか、そういうことだったのか…。

普段、本を読みながらアンダーライン(縦書きだから正確には
“傍線”だけど…)を引くことなんてない私なのだが、この本は
線を引きまくってしまった。

伊東乾(いとう・けん)著
 「日本にノーベル賞が来る理由」(朝日新書)

日本にノーベル賞が来る理由 (朝日新書)日本にノーベル賞が来る理由 (朝日新書)
(2008/12/12)
伊東 乾

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湯川秀樹のノーベル物理学賞にしても、「戦後の日本人に自
信を取り戻させた明るいニュース」ぐらいにしか、とらえていな
かった私だ。
それ以上の難しい理論のことはどうせわからないし…とも思っ
ていたのだが、私たちは、その受賞の意味をこそ、理解しなけ
ればならなかったのだ。

1968年の川端康成の文学賞にしても(当時、小5だった私は、
訳わからぬながら、学級壁新聞にこのことを大々的に取り上げ
たりしていたのだが…)、後から思うと、他の作家でも、他の時
期でもよかったような気がするのに(別に川端康成を評価しな
いという意味では全くないが)、なんで、この時期に川端だった
のか…とか、そういう漠然とした疑問の答えが、この本を読む
と、実にスッキリわかる。
 
ノーベル賞を勘違いしていた私(最近良かった本のこと)の続きを読む
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オマケ考(オマケに釣られて本を買った話)
2009-03-07 Sat 14:16
2009年3月7日(土)

おまけとか、懸賞や抽選の景品のたぐいは、基本的には
“無くてよいもの”だから、消耗品ならよいけれど、そうでな
いと後々、邪魔になる場合が多い。
家の中にガラクタを増やさないために、そういうものは初め
からもらわない、という人も最近は増えているようだ。

しかし、買ったらたまたま付いてくるオマケというのもあるし、
家族経由で家に持ち込まれるオマケもあるし、オマケとい
うのは、日本の商習慣に深く根付いていて、すべてのオマ
ケの誘惑を断ち切るのはなかなか厄介でもある。
例えば、数年前に車を買い換えた時には、キャンペーン中だ
とかで、「折り畳み自転車」が付いてきた。
それは要らないから、その分値引きしてほしかったが、そう
いう訳にもいかないらしい。
折り畳み自転車だって、買えばそれなりの値段のものだから、
タダ?でくれるというのを貰わないのも損な気がして、一応
もらったものの、大きな段ボールに入っていて、次男が貰っ
てくれるまで、長いこと、かなり邪魔だった(笑)。

若い頃は、食器や小物と抱き合わせになっているパッケー
ジの食品を買ったり、せっせとスタンプとかブルーチップとか
を集めて景品と交換したりしたこともある。
が、今では「家の中のモノを減らすこと」が慢性的な課題に
なっているわけで、少なくとも、オマケに惹かれ、オマケが
目当てでモノを買うことは、ほとんどなくなった。

が、先日、あまりにもスゴいオマケ…というかキャンペーン
に惹かれて、1冊の本を買った。
オマケと言っても、もれなく付いてくるわけではなくて、抽選
で1名に当たるだけだから、それを手に入れられる可能性
は限りなく低いのだが、それでも思わず買ってしまった。
その本はコレ。

・「会社人生で必要な知恵はすべてマグロ船で学んだ」
 (齋藤正明)

会社人生で必要な知恵はすべてマグロ船で学んだ (マイコミ新書)会社人生で必要な知恵はすべてマグロ船で学んだ (マイコミ新書)
(2009/02/21)
齊藤 正明

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この本と、キャンペーンのことは、smoothさんのこの記事↓を
読んで知ったのである。

「ちょwwwおまwww「本を買ってマグロをもらおう」って、何なの?ネタなの?」(マインドマップ的読書感想文)

…何? マグロ?!
そう、オマケとは、マグロ1本(!)なのだ。
(冷凍状態。サイズは1m未満。)
この記事を読んだ時、応募できる期間(48時間)の〆切まで
数時間しか残っていなかったが、本でマグロがもらえるという
前代未聞の面白さに興奮して、すぐに著者のサイトの「アマゾ
ンキャンペーンのお知らせ」
に飛んでみた。

それによると、キャンペーン期間中の本の購入者への特典と
して、
1 全員に「書き下ろし原稿2本」
 (PDFファイルがメールで送付される)
2 抽選で1名に「マグロの水揚げ港から、マグロを1本直送」

の旨が書かれていた。
全員への特典も用意しているところは、さすがに抜かりない。
と言っても、私にとっては、特典1がそれほど魅力的だったわ
けでもなく、やっぱり魅力は、特典2のマグロだった。

「マグロを丸ごと1本なんて、もらったって始末に困るわ。
 しかも、魚屋さんに持って行って、さばいてもらう費用は
 自己負担なんでしょ。要らない要らない、そんなモノ」
と思う人も、もちろんいるだろう。
(主婦の感覚としては、もしかしたらそっちが普通かも?)
しかし私は、「うわっ、おもしろ! すっごく欲しい」と思った。
もし当たったら(まあ、当たらないだろうけど)、めちゃめち
ゃ嬉しいなあ、と。

なんでこんなものが欲しいのか…と苦笑しながら自問。
そして、マグロ1本が当たるというのは、「モノ」のプレゼント
というより、「イベント」のプレゼントだからだ、と気づいた。

「イベント」と言っても、例えば温泉旅行くらいだと(当たれ
ば嬉しいけど)、ありきたりでもあるし、それが目当てで、
わざわざ買って応募しようと思ったりはしないだろう。

きょう日の消費者は、副次的な“モノ”には簡単に釣られない。
オマケや賞品などで消費者の心をとらえるには、相当にマニ
アックなモノか、斬新なアイディアが必要というのは、最近
特に感じること。
例えば、ネットで読んだこんな記事は、とても印象深かった。

モノよりコト!? 2009年の福袋(All About「シンプルライフ」)
 クルーズディナーくらいはわかるとして、ウェディングパ
 ック
やら、農業体験やらボクシング体験まで?!

ポイントカードのポイントの有効利用について
 (ちょこキャリ日記 - 整理収納アドバイザーの収納術)

 たまったポイントで交換したいモノがない…と思ったら、
 ポイント分を寄付
できる“チャリティーサポート”というギ
 フトがあったそう。

ちなみに、私が「マグロ」以前に、こんな景品なら欲しい!と
思ったのは、ダスキン大掃除川柳コンテストの入賞者への
賞品の、5万円とか3万円相当の、ハウスクリーニングサー
ビス。
(コレは、たいていの主婦にとって魅力的なのでは?…笑)

とにかく、マグロ1本というのには、かなり意表を突かれ、
想像力を刺激された私。
万一当たったら…
 
 
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手帳が使えない私には、“100円ノート術”がちょうどいい
2009-03-02 Mon 22:31
2009年3月2日(月)

手帳を使いこなせる人が羨ましい。
男性でも女性でも、ちょっとこだわって選んだ感じの手帳を
慣れた手つきで繰って、スケジュールなど確認している姿は、
いかにも仕事ができそうで、めっちゃカッコイイと思う。

そんな“手帳使い”に憧れて、
「よし、今年こそは手帳を使うのだ!」
と、私は何度手帳を買い、そして何度、挫折してきたことだろ
う(笑)。

年末が近づくと書店の手帳コーナーで足を止め、う~ん、コレ
は使い勝手が良さそう…とか、こっちの手帳はココがダメ…な
んて思いながら、あれこれ手帳を選ぶのは大好きである。
そして最初の1、2カ月は頑張って使うのだが、そのうち空白
が続いたりすると、もう、手帳を使い続ける気力がすっかり失
せてしまう。

そもそも、家で内職みたいな原稿書きをしているだけだから、
月に幾つかの〆切日と出勤日、たまの打ち合わせの予定など
を書いたら、仕事に関しては、それ以上書くことがない。
遊びの予定も、月に2つ3つあればいいほうだ。
しかも殆ど家で過ごしていると、手帳を常に手の届くところに
置いておくことが意外と難しい。
何か急に手帳に書きたいことが生じた時にも、結局、そのへん
の紙やカレンダーに書き込んで済ませてしまうお粗末。
そんなわけで、手帳が身につかない。

ケータイはだいたい常に携帯しているので、最近は、ケータイ
のスケジュール、アラーム、メモ等の機能を使うことも多い。
買い物メモ等も含め、「これからすること」については、大抵
ケータイで事足りるので、そういう意味では手帳は要らないと
も言える。
ただ、ケータイへの不満は、「既に済ませたこと、あったこと、
思いついたこと、気になったモノや店の情報、本の感想」等
を記録するのに不向きだという点だ。
(写真で記録できるものに関してはかなり便利なのだが。)

E子先生が、100円ショップで買ったというスケジュール帳に、
いろいろな記録になるもの(いろんなイベントのチケットとか、
食事したレストランのカードや箸袋とか、大きな買い物のレシ
ートとか)を貼り付けていらっしゃるのが楽しそうなので、私も
真似して、記録と貼り込みの専用に手帳を使ってみたこともあ
るのだが、もともと出無精の私は、やはり空白の日や週が結構
続いてしまうのが、寂しかったりする。
そのくせ、ひとたび旅行などに出かければ、記録したいことも
貼っておきたいものも多すぎて、そのページ内におさまらない。

そんなわけで、どんな手帳を使えばいいか…というより、何をど
う使えば、自分にとって使いやすく、便利で、記録としても楽しめ
る「手帳」になるのか…その答えが長いこと見つからずにいた。

が、昨年4月、たまたま書店でこの本を目にした私は、「これぞ
私にピッタリのノート術じゃん!」と思い、即刻購入。

・「情報は1冊のノートにまとめなさい」(奥野宣之)

情報は1冊のノートにまとめなさい 100円でつくる万能「情報整理ノート」 (Nanaブックス)情報は1冊のノートにまとめなさい 100円でつくる万能「情報整理ノート」 (Nanaブックス)
(2008/03/12)
奥野 宣之

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その時は、まだ出版されたばかりだったが、その後結構売れたよ
うだから(最近の帯によると30万部も売れているらしい)、既に
読まれた、あるいは書店で立ち読みされた方も多いのではないか
と思う。(最近は同じ著者の『読書は1冊のノートにまとめなさい
も出ている。そちらは立ち読みしかしていないが、考え方のキモ
の部分は同じであろうと思う。)
これは、コンビニでもどこにでも100円程度で売っている、A6版
ノートを使う、情報整理術である。

実際、このノートの使い方は、私には合っていたようで、今は4
冊目。私が手帳らしきものをこんなに長く続けて使っているのは
初めてのことである。



手帳だと続かない私が、なぜ100円ノートだと続いているのか?
 
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夫が投げた本(伊坂幸太郎「オーデュボンの祈り」)
2009-02-22 Sun 12:14
2009年2月22日(日)

ミステリー好きの夫は、年末にはいつも、『このミス』(「このミス
テリーがすごい!」
)を買ってくる。
夫が言うには、「この手のランキングは、大してアテにならん」
(上位にランクされている作品が、夫にとって評価できる本とは
限らない)そうだが、それでも、これから読みたい本や作家を
探すのに、結構重宝しているらしい。

私自身は殆どミステリーは読まないのだけど、暫く前に、夫が
「そうだ、Sの去年の本が、『このミス』の14位に入ってたぞ。
 結構、いい評価を書いてる人もいてさ…」
と教えてくれたので、『このミス』を手に取ってみた。

“S”というのは、以前にも紹介したことのある、我々の大学時
代の同期生のS君(ペンネーム:愛川晶氏)である。
去年の彼の作品『芝浜謎噺』は、読もうと思いつつ、まだ読ん
でいない(ゴメン)。

夫 「Sには、このまま、“落語ミステリー路線”で頑張ってほ
  しいよな」
私 「そうね。 S君の本は、図書館で“借りる”んじゃなくて、
  ちゃんと“買って”読んであげようよ。応援の意味で」

そんな会話をした後、私は、なおも「このミス」のページを繰っ
て、パラパラと拾い読みをしていた。

私 「ふ~ん、1位は、伊坂幸太郎の作品か…。この、伊坂
  幸太郎って作家の本、あなた、よく読んでるよね?」
夫 「うん、だいたい全作品読んでる」

夫は図書館から常に5、6冊の本を借りていて、リビングにも
寝室にも、階段にも…と、家のあちこちに置いているので、私
も、表紙ぐらいは、いつも目にしている。

私 「…私も、伊坂幸太郎を1冊くらい読んでみようかな?
  この、1位の 『ゴールデンスランバー』という本でも…」

本好きのおかんさんの『本棚』(読んだ本を載せてあるページ)
にも、伊坂幸太郎氏の本が何冊もあったっけ…なんてことも思
い出しながら、そう言うと、

夫 「それはダメだ。 いきなりそれを読むのはダメ!」


夫が常々言うことには、「面白い本」というのは、何冊もの
「つまらない本」を我慢して読んでいるうちに、ご褒美のよう
に、たまに巡り合えるものだそうだ。
「それなのに、『 K木さん、最近読んだ本の中で一番面白
 かったのは何ですか?』と、気軽に聞いてくるヤツがいる」
と、夫は憤慨する。
そういう、『楽して美味しいトコ取り』というのは、許し難いら
しい(笑)。

私 「じゃ、私、伊坂幸太郎の、何から読んだらいいの?」
夫 「うん、そうだな…処女作の『オーデュボンの祈り』だな。
  伊坂幸太郎は、ここから読まないと始まらない。  でも、
  これは、ひどい作品なんだ」
私 「え、ひどいの?!」

夫 「うん。 オレも今まで随分本を読んできたけど、読んで、
  何じゃこりゃ!と腹が立って、床に投げつけた本が、今ま
  でに2冊だけある。
それが、伊坂幸太郎の『オーデュボ
  ンの祈り』と、京極夏彦の『姑獲鳥(うぶめ)の夏』だ。
  どっちも処女作だけどね」

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最近読んだ本(水村美苗「日本語が亡びるとき」ほか)
2009-01-10 Sat 18:25
2009年1月10日(土)

ホントは年末に書くはずだったエントリー。
12月は、仕事関係でない本を結構(私にしては)読めて、しか
も、“当たり”の本が多かったと感じたので、備忘録も兼ねて。
内容への感想よりも、なぜ読んだのかを中心に。

【2008年12月に読んだ本】
・「できそこないの男たち」(福岡伸一著/光文社新書)
・「生物と無生物の間」(福岡伸一著/講談社現代新書)

 私が「夢の話」で「男って可哀相…」というようなことを書いたら、
 若だんなさんが、そういう時にはこんな本はいかが?と、コメ
 ント欄で勧めて下さったのが、「できそこないの男たち」。
 何たってタイトルがいいし(笑)、前々から気になっていた同
 じ著者の「生物と無生物の間」と読み比べようと思い、2冊同
 時に購入。2冊とも、知的好奇心を充たしてくれるという意味
 でも、科学者たちの熾烈な先端争いをのぞけるという点でも、
 大変面白かった。福岡伸一さんという人は、科学者なのに文学
 的な文章が書ける、貴重な人材と思う。わかりやすい比喩も有
 難い。ただ、個人的な好みで言わせてもらうと、文学臭をもう
 ちょっと抑えてくれたほうが、好きかな?(笑)
 「できそこないの男たち」は、男のなりたちを、そこまで自虐史
 観的(笑)に語らなくても…と感ずるところもあり、私的には
 どちらか1冊読むなら、「生物と無生物の間」の方がお勧め。

・「そうか、もう君はいないのか」(城山三郎著/新潮社刊)
 活字中毒の夫は、毎週図書館から数冊の本を借りてくるのだが、
 その中にあった1冊。 タイトルから想像できる通り、亡くなった
 奥様のことを綴ったもの(この原稿は城山氏の死後に発見され
 た)。最近結構話題になっていたのも知っていたし、すぐに読め
 そうだったので、読んでみた。(1/12からTVドラマも始まるらしい。)
 まあ、だいたい想像の範囲内の「いい話」である。
 死んだあとにダンナにこんな風に書いてもらえる妻というのは
 幸せだな、と思う。ただ、男性の視点では「明るく可愛い奥さ
 ん」ということだけでいいのかもしれないが、奥さんがどんな
 「人間」だったのかが、ちっとも書かれていないのが気になった
 (あえて省略したのかもしれないけど)。もし奥さんが書き残
 したものがあるなら、あわせて読んでみたい気がするけど、そ
 うしたものは多分ないんだろう。
 考えてみれば、普通の人が何を考えどう生きたかなんて、身内
 に文筆家でもいない限り、書き残されたりはしない。
 私が死んだって、私がどんな人間だったかを、夫が書くことは
 ないだろう。だから私は自分で書くしかなくて(笑)、それでこう
 やってブログを書いているのかもしれない。

・「人脈の赤本」(ジェフリー・ギトマー著/日経BP社刊)
 ご近所仲間のN井さんから借りた本。日本橋三越に買い物に行
 って、そのまま彼女と夕飯を食べたのだけど、その時、彼女が
 今読んでる本として、見せてくれたのがコレ。あ~、smoothさん
 のブログで紹介されてたな
…とは思ったが、私にとっては特に
 食指の動く本ではなかったので、身近な主婦仲間がこんな本を
 読んでいることに、ちょっと衝撃を受けた。最近彼女が愛読して
 るのは、大前研一とか、雑誌なら「週刊ダイヤモンド」「日経ビジ
 ネス」等らしい。 思わず「N井さん、“男”だな~!」と誉めて?
 しまった(私はその手の雑誌は、立ち読みすらしない…)。
 が、オバサンが電車の中でそういう雑誌を読むのは、なかなか
 カッコイイのではないかと思う。N井さんは貫祿もあるから(笑)、
 きっと“女性事業家”か、有能な管理職に見えるだろうな。
 帰りの電車の中、私がこの本を読ませてもらっている間、N井さ
 んは、ケータイ(ワンセグ)で、ニュースチェックをしていた。
 やはりご近所仲間のT橋さんは、アナリストの今井澂(いまい
 きよし)さんのファンで、セミナーに通ったりしている。
 私の周りは、フツーの主婦にしておくには惜しい“変なオバサン”
 ばかりだ(笑)。この主婦仲間で、起業とかできたら面白いのに。

・「敗れざる者たち」(沢木耕太郎/文春文庫)
 夫と話をしていた時、どういう文脈だったか、沢木耕太郎の話に
 なった。夫が言うには、「沢木耕太郎だったら、『深夜特急』より
 も何よりも、まず『敗れざる者たち』、これを読まなくちゃダメ」。
 夫は若い頃にこれを読んで、深い感銘を受けたらしい。あまりに
 熱く語るので、私も読んでみた。ボクサーとか、野球選手とか、
 マラソンランナーたちの、“栄光”の隣り合わせにあった“影”の
 物語(ノンフィクション)。 でも読んでいて「切なくて辛い」と思
 ってしまうのは、私が「女」だからなのか、それとも年を重ねす
 ぎて、実人生で「才能はあるのに、栄光をつかめなかった人たち」
 をすでに沢山見てきてしまったせいだろうか。
 でも、夫が昔感銘を受けたというのは、よくわかる気がした。
 主役よりも、脇役に甘んじなければならなかった人生の哀愁に、
 夫は昔から惹かれるようなのだ。愛読者は多分、男性が多いだ
 ろう。アマゾンのカスタマーレビューを見たら、レビューを寄せて
 いる9人全員が、5つ星の高評価をしていた。

・「日本語が亡びるとき」(水村美苗著/筑摩書房刊)
 はてな界隈では随分話題になって、あちこちのブログでの書評
 も読んで、私もそのうちは読まなければと思っていた1冊だが、
 やはりすぐにでも買ってきて読もうと思い立ったのは、ululun
 さんの「『日本語の危機とウエブ進化』読了」のエントリーを
 読んだのがきっかけになった。(このエントリは、「日本語が
 亡びるとき」そのものについてではなく、それを読んだ上で、
 新潮2009年1月号に掲載されている水村美苗さんと梅田望夫
 氏の特別対談『日本語の危機とウエブ進化』を読んでの考察
 だったのだけれど)。
 あまり読みやすい本ではなかった(はっきり言って、これだけ
 評判になっているから読む気になったので、もしたまたま書店
 で見つけてパラパラと見たとしても、多分買わなかったのでは
 ないかと思う)が、内容的には非常に面白くて、読み進むにつ
 れてぐんぐん引き込まれ、私の中では12月のベストというより、
 昨年1年間に読んだ本の中で、ベストだった。
 今まであまり考えたことがなかった、日本語とは何か、国語と
 は何かについて新しい見識を提示してくれたと思う。私は「国
 語」に関わる仕事をしているので、特に興味深かったという側
 面も、もちろんある(必ずしも著者の考え方に100%賛成という
 わけでもないのだけれど)。
 日本語や日本語教育、日本文化を考える人なら、読んでおか
 なければならない1冊。 取引先の編集者にも、つい勧めてし
 まった(仕事相手に本を勧めたのは初めてだ)。
 思い入れたっぷりで、ちょっとくどい文体は、あまり夫の好み
 ではなさそうだと思ったが、「中身はすごくいいから、我慢して
 最後まで読みなさい」と言って、夫にも読ませた(笑)。
 
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「大学版PISAの脅威」目次
2008-12-01 Mon 23:03
2008年12月1日(月)その2

夫の著書については、別エントリで裏話など書いた。
本の内容については、若だんなさんの書評記事
 ・大学は世間を知らず、世間は大学を知らない:「大学版PISAの脅威」
が的確で面白いので、そちらを読んで頂くのがよいと思う。

ここでは、詳細な目次を記載しておく。

  「大学版PISAの脅威」 目次

まえがき

第1章 PISAが与えた「教訓」
 偏差値とは何か
 広辞苑に偏差値の意味が登場したのは第4版から
 成績比較の客観性に優れている偏差値
 偏差値が悪者扱いされた理由
 PISAの全項目で順位が低下
 主要教科の授業が増える「新学習指導要領」
 無答率(答を書かない)の高さは大問題
 自分の意見を的確に表現する力の養成が急務
 「知識量」よりも「活用力」に課題あり
 知識と活用のバランスが重要

第2章「大学版PISA」がスタートする
 OECD事務総長が非公式教育大臣会合で提案
 文部科学大臣が参加の意思を表明
 OECDが「大学版PISA」を実施する意義
 大学に「投資」する際の資料になる
 「収入」の七~八割を学費に依存する体質からの脱却
 東京大学の「寄付講座」と「信託基金」
 社会経験の有無が得点に反映される!?
 アメリカの試験実施機関が問題作成を担当する可能性犬
 批判的思考力、問題解決能力などを問うCLA
 GREはアナリティカル・ライティング・セクションに要注目
 英語での出題に耐えられるか
 従来の「世界大学ランキング」の状況
 国際的な「格付け」低迷で「頭脳流出」が若年化!?
 定員割れ大学は二六六校。「二極分化」も進行
 入試科目の軽減が生んだ「補習」の実施
 AO入試の「功罪」
 大学教員の過半数が学生の基礎学力に危機感を抱く
 世界標準の力を問う入試への変化が望まれる

第3章 真面目な大学生の増加は歓迎すべきか
 大学生の授業出席率が上昇
 ICカードで出席を管理。「代返」は死語に
 退学勧告もありえるGPA制度
 シラバスの充実とFD活動の活発化
 キャップ制やTA制度の導入が進行
 「学生」が「生徒」化している!?
 新大学設置基準で「一般教養軽視」にシフト
 「履修モデル」を時問割と勘違いする学生
 「保護者主導型」の大学受験になっている
 「一般教養軽視」に産業界からも不満の声
 「教養教育改革」に取り組む動きも
 卒業生の質を保証する「スタンダード科目」の設置も
 国立大学の教養教育改革
 外部専門学校と連携して資格取得をサポート
 「役に立つ」という言葉が大好きな日本人

第4章「大学版PISA」に対応できる教育の先例
 重箱の隅をつつく知識問題が今も多出
 大学の「作問能力」が低下している
 入試問題作成を専門とする組織が必要
 中学入試がPISAを意識した出題傾向に
 産業界出身の教員が半数を占める金沢工業入学
 プロジェクトデサイン教育と夢考房
 外部の人材を積極的に登用した立命館大学のスカウト力
 「百ます計算」の陰山英男氏や沖裕貴氏らを招聘
 「経教分離」が重要なポイントになる
 芝浦工業大学の名物科目『創る』
 「連携大学院」制度の意義
 インターンシップの実施校が順調に増加
 千葉商科大学、関西大学の「地域連携」
 町役場の中に研究所を開設した東京理科大学
 「キャリア教育」の充実を図る大学が増加
 大正大学のキャリアエデュケーションセンター
 経済産業省が提唱する「社会人基礎力」
 「社会人基礎力」を養成する取り組みがGPに数多く採択
 「活用力」を意識した教育改革が急務

あとがき

 
(以上。 目次のコピー、転載はご自由にどうぞ。)
 
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仕掛け絵本を、コーヒーテーブル・ブックにしてみる
2008-10-22 Wed 22:37
2008年10月22日(水)

私の読書量は多くない、というか、はっきり言って少ない。
速読もできないし、寝床で寝る前に少しずつ読むだけの日が続
くと、1冊読むのに1週間近くかかることもある。

仕事柄、そんなことではいけないのだけど、もしかしたら私は、
本を読むこと自体は、そんなに好きでないのかもしれない。
むしろ楽しいのは、世の中にどんな本があるのかとか、今どん
な本がよく読まれているのかとか、読んだ人がどんなことを感
じたり考えたりしたのか、などを知ることだ。
だから、あちこちのブログで書評や本の紹介を読むのは大好き。

私がよく読むブログの中で、本に関するブログは、
noaさん“「とん ことり」の音がして
  絵本中心。女性好みの新刊書や映画の話題も魅力。
小飼弾さん“404 Blog Not Found
  書籍関係以外の記事も多いけど、私的に書評記事は必読。
  書評ブロガーとして有名な弾さんは、月に500冊以上(!)も
  本を読まれるそう(…と、ディスカヴァーの干場弓子社長が
  こちらの記事の中で書かれていた)。
smoothさん“マインドマップ的読書感想文
   ビジネス本(たまに「モテ本」)中心。smoothさんもほぼ毎日
  1冊のペースで書評を書かれていてスゴイのだけど、弾さん
  と比べると親しみやすく感じるのは、「(汗)」などの表現が多
  いせいかしら?(笑)  毎回長文で、smoothさんのブログを
  愛読するようになってから、私も自分の長文が気にならなく
  なった(笑)。
山岸清太郎さん“本読みHPブログ
  書評ブログではなく、本をネタにした妄想?(架空の作品と
  か)をマニアックに語ったブログ。記事自体が読み物として
  面白すぎる。
Dainさん“私が知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる
  毎回読んでいるわけではないけれど、時々激しくツボ。
など。

その他のブログでも、本の感想などが書かれている記事は、特
に興味深く読んでしまう。
問題なのは、いろんなブログで本の紹介を読んでいると、自分も
読みたい、読まねば…と思う本がどんどん増えていくことだ。
書評だけ読んで“読んだ気”になるなんて、邪道だ!と思って、
最初の頃は、これはと思った本は、全部読もうと試みた。
が、1冊買うと、翌日にはもっと面白そうな(私にとってより興味
深い)本の記事を見つけたりして、どうしても私の読書スピード
では追いつかず、かえってストレスが溜まるのである。
で、最近は割り切って、ブログ記事では、本のエッセンスだけを
楽しむことにし、実際に本を買うのは、従来通り、書店で自分の
目で見て確かめて選ぶ、ということにしている。
(実際には、新刊書などは、誰かのブログで紹介されていたもの
 を買う場合も多々あるのだが…。)

そんな私が珍しく、ブログ記事を読んですぐに購入を決意し、そ
の場でアマゾンアタックをしてしまった(しかも2冊分!)のが、
先日smoothさんのこちらの記事で紹介されていた、「GALLOP!
という、この絵本。
(洋書だから、近所の本屋の店頭にはないだろうと思ったのも、
 アマゾンで注文した理由である。)


Gallop! (Scanimation Books)Gallop! (Scanimation Books)
(2007/11)
Rufus Butler Seder

商品詳細を見る


仕掛け絵本なのだが、説明を読んでも動画を見ても、ページ
を繰るとページの中にはさまれたフィルムが動くという仕掛け
がイマイチ理解できず、とにかくその仕掛けを、直接目で見て
知りたくなった。
(こういう、工作チック?なものには、昔から妙に惹かれる。)
それと、smoothさんの息子くん(推定1~2歳)が、この絵本を
見て、足をバタバタさせて喜んでいる動画があったので、つい、
自分の孫娘(まだ生後11ヶ月だけど)のためにも、買っておきた
くなったのだった。

でも、他人様へのプレゼントでなく、孫用ならば、自分で楽し
んだあとに、それを包装して孫に贈っても構わないわけだが、
やはり自宅にも1冊は置いておきたいと思ったのには、理由が
ある。

先日、YUKKEさん(お片付けコーチングの芳賀裕子さん)のブ
ログで、こんな記事を読んで、すごく素敵だなぁと思ったのだ。

「リビングの演出 コーヒーテーブル・ブック」
 (ちょこキャリ日記 - 整理収納アドバイザーの収納術)

そう、こんな仕掛け絵本は、コーヒーテーブルブックとして
ピッタリではないか?
 
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落語ミステリーが面白い!(愛川晶「道具屋殺人事件」)
2008-09-12 Fri 18:23
2008年9月12日(金)

大学時代の女友達の集まりである“梨の実会(ありのみかい)
で、「同期のS君が、愛川晶というペンネームで推理小説を書
いている」という話を聞いたのは、もう何年も前のことだ。
へえ、すごい、ついに知り合いに作家が出たか…という思いと、
S君と推理小説という組み合わせが意外…という思いがした。

その時、既に作品を読んでみたという人も数人いて(作品のタイ
トルを聞いたのかどうかを忘れてしまったが、多分、ごく初期の
作品だったはず)、彼女たちの感想は
「面白かったけど…ちょっと気味悪いかな?」
という点で一致していた。
あまり女性好みの作風でないんだろうと思い、もともとミステリー
を殆ど読まない(年に1、2冊程度の)私は、そのうち読もうと
思いつつも、その頃はすぐにインターネットで調べて注文する
習慣もなかったので、長いこと失念していたのだった。

ただ、愛川晶(あいかわあきら)というペンネームだけは、記憶
の片隅に残り続けていた。
多分、五十音順に並べた時に一番最初に来ることを狙ったと思
われるペンネームの付け方(笑)
、そして、その気取ったような
名前が、S君自身のイメージ(大学時代の彼は“とぼけたオッサ
ン”風味の風貌をしていた…失礼!)と随分違うのが、面白かっ
たからだ。

だから、去年の年末頃、たまたまテクノラティ(Technorati)
サイトを見ていた時、新着キーワードとして現れた「愛川晶」
の名前に、「おおおっ…!」と、大興奮。

すぐに調べてみると、私が知らなかっただけで、彼は既に相
当多数の著書をもつ、定評あるミステリー作家になっていて
(鮎川哲也賞も受賞)、昨年上梓した
 「神田紅梅亭寄席物帳 道具屋殺人事件」(原書房)
が、2008年の本ミス(本格ミステリ・ベスト)の14位に入ってい
のだった(過去に他作品もランクインしている模様)。


道具屋殺人事件──神田紅梅亭寄席物帳  [ミステリー・リーグ] (ミステリー・リーグ)道具屋殺人事件──神田紅梅亭寄席物帳 [ミステリー・リーグ] (ミステリー・リーグ)
(2007/08/23)
愛川 晶

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この「道具屋殺人事件」は、最近の彼の作品(美少女探偵モノ
が人気らしい)とは趣を異にする、落語ミステリー
うん、これなら私も楽しめそう。是非読まねば!
だってS君は、大学時代「落研」に入っていて、話が面白くて、
そのまま高座に上がってもおかしくないくらい、“落語家然
としていたのだ。
そんなS君が書く落語ミステリーなら、絶対面白いはず!

すぐにでも読もうと思いつつ、結局、読んだのは この夏で…
(何かをしようと思い立ってから、実行に移すのにいつも時間
 がかかってしまうノロマな私で…)、その感想を書くのも遅く
なってしまったけど、これは本当に面白かった。

普通、ミステリーというのは、読んでいる間はすごく面白いの
だが、楽しみが一過性で、感動や知識が残ることが少ないと
思うのだが(私だけか…?)、これはミステリー仕立てでありな
がら、何というか、ミステリー以外の部分を、じっくり味わって
楽しめるのが新鮮だった。
同じ人物を探偵役にした3話が収められていて、それぞれ長
さも手頃。謎解き自体はさほど複雑でなく、自分であれこれ
予想できるのも、私のような素人には有難い。
ご本人の「あとがき」によると

本作はミステリーの愛好家よりも、むしろ落語のコアな愛好
家に読んでいただきたいと思いながら、執筆しました。裏返
せば、ミステリーファンにとっては、格好の『落語入門書』に
なっている。そう言えるかもしれません。


私は、ミステリーにも落語にも詳しくないのだが(寄席には、
若い頃に2度ほど行っただけ)、これを読んで落語の面白さに
も開眼した。
作品の評判も良かったようで、今年4月に、同シリーズの続編
芝浜謎噺」も出ている。

それにしても、知人が書いた小説を読むのは初めてだったが、
なかなかよいものである。
作家・愛川晶の作品を一読者として読んでいる自分がいる一
方で、読んでいる間じゅう、S君の優しげな表情や声も身近
に感じられて、「S君、文章うまいっ!」と、心の中で思わず
彼に声をかけてしまう。
彼の他の作品も、これからゆっくり読んでいきたい。


さて、作家になったのは彼だけだが、私の大学の同じ学群学
類(学部や学科という組織ではなかった)の同期生は80名いて
(男女比はほぼ半々)、その同期生の中には、本を書いている
友人が結構いる。
夫も一応その一人なのだけど、私が知っているだけでも、女性
3人、男性3人(愛川晶氏や夫も含めて)が、本を出している。

大学院を出て研究者になっている人も多いし、年齢も50歳を超
えているので、全く不思議ではないことだが、単著(共著では
ない!)で、これだけの人数がいるのは、結構な高比率なので
はないか…と、秘かに誇らしく思ったりもする。
(自分のことで自慢できることがないから、友達自慢だ…笑)。

もしかしたら、ほかにも本を書いている同期生がいるかも…と
思い、この機会に調べてみた。
…おお、さらに3名、追加発見!
(以下、敬称略で著者名…Amazonに載ってるんだから、実名で
 良かろうと判断…と、著書名のみ紹介。著書が複数ある場合
 は最新のもの。 いわば“身内ネタ”なので、興味のおあり
 の方だけご覧くださいまし。)
 
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「RURIKO」(林真理子著)と、友人M子のこと
2008-07-25 Fri 23:47
2008年7月25日(金)

大学時代の友人M子のことは、何度か話題にしたことがある。
本館「ミニ日記」2005年3月の26日の記事「女雀士M子」等。
 …このころはまだ「ミニ日記」らしく、文章が短い。)

麻雀がめっぽう強くて才色兼備の彼女は、今は、某国立大で
教授になっている。
しばらく前に彼女から来たケータイメールの文面中に、
  「私は相変わらずやや多忙な日々です。
  林真理子さん著の『RURIKO』に没頭し
  石坂浩二への思いを新たにしているけど。」

とあって、本題は別のことだったので、メールの返事では そ
こはスルーしたのだけど、
 ふ~ん、M子って、石坂浩二ファンだったんだ…
ということと、
 「RURIKO」ってことは、この本はつまり、林真理子
 さんが「浅丘ルリ子」のことを書いた本なんだな…
という認識は残った。

だから、本屋で見かけた時、すぐに気づいて手に取った。
普段の私だったら、見かけても、多分手には取らない本だ。
でも、M子がハマっているんなら、興味ある。
きっかけがあれば、なるべく「自分の守備範囲外の本を読む」
ことは、私が常々心がけていることでもある。

私はいつも寝床で、眠くなるまでの暫くの間、本を読むか、
ケータイでブログ巡りをしている。
が、この本は寝床で読み始めてそのまま止められず、とうと
う最後まで読み切ってしまった。
私と同世代か、それ以上の人なら、きっと面白く読める。
でも、評価は難しい…というか、評価が分かれるだろうなと
思う。
 
RURIKORURIKO
(2008/05/30)
林 真理子

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「夢をかなえるゾウ」は若い世代に勧めたい!
2008-07-03 Thu 18:20
2008年7月3日(木)

数日前、エキナカの本屋で仕事がらみの固い本を1冊買い、
あと1冊、何か軽く読めるものを…と思って買ったのが この本。

 水野敬也 「夢をかなえるゾウ

夢をかなえるゾウ夢をかなえるゾウ
(2007/08/11)
水野敬也

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最近は、話題の新刊書の書評をあちこちのブログで読んで
いるので、売れ筋の新刊書はだいたい把握しているつもり
でいたのだが、コレは知らなかった。
去年の8月に出ているから、そもそも新刊書とは言えない
のだが、これが、関西バカ売れしているらしい。
店頭で手にとって数ページ読んでみて、
「何か“子ども騙し”っぽいなあ…」という第一印象(失礼!)。
「う~ん、1,600円出すのはどうかなあ?」とも。
(またまた失礼!…店頭で見つけた本で、私があまり悩まず
 に「ハズレでもいいや」と思って変える値段は1,000円前後
 なのだ。 もちろん、もともと読みたかった本は高くても買う
 のだけれど…。)

それでも買った理由は、2つ。
ひとつは、帯に書かれていた
「『ママ、500回くらい笑ってるやん』と言われるほど大声で
 笑いながら読みました」などの読者の感想。
いっぱい笑えるなら、それだけでも価値があるか…と思ったの
と、もう一つには、既に100万部を突破する売れ行きらしいの
で(本が100万部ってスゴイことだよ)、その人気のワケを知り
たいと思ったからだ。

読後感を結果から言うと、悪くなかった。いや、それどころか、
同じ本をあと2、3冊買って、息子たちに「夏休み課題図書
(笑)」として送ってやろうかなと、思っているくらいである。
 
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ブログ本、3冊購入!
2007-11-11 Sun 21:49
2007年11月11日(日)

最近本屋に行くたびに探していたブログ本が2冊あった。
1冊は、6/25に刊行された「しろくまおやこ」。
もう1冊は、9/14刊行の「片付けられない女魂」。

発売から日が経ってしまったせいか、近所の本屋ではなか
なか見つからず、都心の本屋に出た時にでも買おうと思っ
ていた。
そうしたら何と先日、私が日参している大好きなブログ
7人家族の真ん中で。」も書籍化、発売されたとのこと。
わーお、これはもう待ちきれない!と思い、3冊ともネット
で注文した。



実は同時に届いたわけではなくて、今月6日に発売されたば
かりの「7人家族の真ん中で。」は、9日にやっと入荷し、他の
2冊より遅れて、昨日届いたのだ。
(今回はそんな事態も想定して、単品配送でも送料がかから
 ないように、 Amazonでなく、セブン&ワイでのコンビニ受取
 りにしておいたのは正解だった。)

3冊ともオススメだが、1冊ずつ簡単にご紹介。

7人家族の真ん中で

7人家族の真ん中で。7人家族の真ん中で。
(2007/11/06)
バニラファッジ

商品詳細を見る


バニラ・ファッジさんのブログ「7人家族の真ん中で。」に
ついては、以前にもご紹介したことがある。
3児の母であり(うち二人が双子の男の子というのが、そも
そも私が親近感と興味を抱いたきっかけ)、2人のお姑さん
(お義母様と、その妹の叔母様)と同居して、7人家族を切り
回しておられる主婦の、ユーモラスな絵日記ブログだ。
ひたすら笑ってしまう日もあるが、何でもないような日常の
笑いの中で、家族の絆を巧みに描いていて、じ~ん、ホロリ
…と来てしまうこともしばしば。
特に、姑シスターズに対する“立ち回り(笑)”の智恵と優し
さは絶品で、いつも唸らされてしまう。

このブログは随分前から知っていて、過去記事も殆ど読み
尽くしてしまっているから、本を買うのは、今さら内容を知り
たいからではない。
何より、普段楽しませて下さっているファッジさんへの応援
と感謝の気持ち! そして、この本を知人に貸して、この面
白さを、ファッジさんのブログを知らない人にも味わっても
らいたいなあ~という気持ちからなのだ。

ファッジさんのブログのことも、本のことも、2人のお姑さん
たちは知らないそうだ。お子さんたちは、本になったのを読ん
だそうで、双子ちゃんの感想が、「イタすぎ」というのも
笑える。
…そう言えば、私のホームページの存在を我が家の双子たち
が知った時の感想も、「痛過ぎて読めない」だった(笑)。
もっとも、バニラ家の双子ちゃんの言う「イタイ」は、本に
描かれている自分たちの昔のエピソードが痛いという意味。
我が息子が言う「イタイ」は、「自ら“かんちがい”と豪語し
て、本当に勘違いぶりを発揮しちゃっている母親の姿自体が
痛々しい」ということで、微妙に意味が違うんだけど…(笑)。

 たてば つかわれ
 すわれば よばれ
 7人家族の真ん中で。
       (-7人家族の真ん中で。5カ条より-)

ファッジさんがブログを始めたのは、専業主婦業の日々にイラ
イラが募っている時に、ダンナ様に勧められたからだそうだ。
その結果、大人気ブログとなり、こうして書籍化され、ファッジ
さんの為にも良かったし、本来なら埋もれてしまう彼女の苦労
や楽しみを沢山の人で共有できて、本当に素晴らしいことと
思う。 (ダンナ様にも拍手!)

ファッジさんの忙しい日々はこれからも続くだろうが、今後
の健闘も楽しみだ。
ブログの継続と、本の続編の刊行(気が早っ!)を祈っている。
 
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絶版になった本(矢沢宰詩集「光る砂漠」)
2007-10-17 Wed 23:00
2007年10月17日(水)

先日のnoaさんのブログで、ちひろ美術館に出かけられたこと
が書かれていて、少女の頃からいわさきちひろの童画に惹か
れていた私は、長々と自己チューなコメントを残してきた。

その時、昔愛読していたほかの本もいろいろ思い出し、懐か
しくて、つい調べてみたのだが、中には今は品切れで、古書
でしか手に入らないものも、何冊かあった。

その中で特に気になったのは、高校時代に、本好きな友人と
ともに、こよなく愛していた詩集、矢沢宰やざわおさむ)の
光る砂漠」という1冊。
童心社の「若い人の絵本」シリーズに、昔は入っていたのだ。
薗部澄氏のモノクロ写真とあいまって、美しい本である。


作者の矢沢宰はプロの詩人ではない。
これは、21歳で病死してしまった青年の遺稿詩集だ。

私は1回だけ彼の詩を教材に使わせてもらったこともある。
(使用許諾交渉は、版元さんがしたので私はノータッチ。)
一時は静かな共感の輪を広げた彼の詩だが、今はもう人々
から忘れ去られてしまったのだろうか…?と、ふと気になり、
「矢沢宰 光る砂漠」で検索してみた。

私の思いは杞憂だった。
 
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この夏の読書の総括(ベストワン以外の9冊のご紹介)
2006-09-06 Wed 11:58
 2006年9月6日(水)

 去年の夏は仕事で忙殺されて、読書するヒマが殆どなかったの
 だが、今年の夏は、仕事の合間に、あるいは寝床で、それなりに
 読書が楽しめた。
 どちらかと言うと軽めの本ばかりだけれど、自分の備忘録として、
 この夏読んだ本を記しておく。

 読んだ中で一番良かったのは、前回記事にした「海からの贈物
 だけれど、それはあくまでも「私にとって」ということ。
 実は私は自分が本当に感銘した本を人に勧めるのは怖い
 (相手にその本の良さが理解してもらえないと妙に傷つくから。)

 そういう意味では、以下に挙げる9冊の方が、ずっと気軽に
 オススメできる
。 少なくともハズレはないと思う。

 【夫の本のつまみ食い】
 ★東野圭吾容疑者Xの献身
  長男が絶賛の1冊。数学者vs物理学者の構図が、理系のツボ
  だったのかな? 直木賞受賞作だが、夫いわく「東野圭吾には
  他にもっと良い作品が沢山あるんだがな…」
 ★島田荘司帝都衛星軌道
  夫が図書館から借りてた本をパラパラとめくっていたら、続き
  が気になって結局通読。 島田荘司氏と言えば、私は以前に
  読んだ「三浦和義事件」の衝撃が忘れられない。

 【自分で新たに買って読んだ本】
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この夏の、マイ・ベストワン(『海からの贈物』)
2006-09-04 Mon 19:40
 2006年9月4日(月)

 今年の夏は、「新潮文庫の100冊」で、久しぶりにYonda?グッズ
 を貰おうかな…という気まぐれを起こした。
 と言っても、「2冊読めばもれなくもらえる」わけなので、ホントに
 2冊だけ選んだ…という「志の低さ」である(笑)。

 毎夏キャンペーンが展開される「新潮文庫の100冊」は、若い人
 たちの為には、なかなかよく考えられた、幅広いラインナップだと
 思うが、私くらいの年になると、既に読んでしまった、あるいは、
 その作家の別の作品を読んだことがある、また、読んだことは
 なくても、その作家・作品についてある程度は知っている…と
 いうものが増え、目新しいものは大分少なくなる。

 で、どうせなら、今まで自分が全然知らなかった作品を読もう
 と思い、選んだうちの1冊がこれ… “GIFT from the SEA”。

  海からの贈物(アン・モロウ・リンドバーグ著)  

海からの贈物 海からの贈物
吉田 健一、アン・モロウ・リンドバーグ 他 (1967/07)
新潮社
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 内容紹介に、こう書かれていたのが興味をひいたのだ。

  女はいつも自分をこぼしている。
  そして、子供、男、また社会を養うために与え続けるのが
  女の役目であるならば、女はどうすれば満たされるの
  だろうか。


 女は確かに「与える性」だ。
 男が動物的なら、女は植物的で、自ら生み出す力を持っている。
 そして、自分の内に、こんこんと湧き続ける泉を持たなければ、
 女は枯渇してしまう。

 女が、豊かに与え続けながらも、自身も豊かに潤い続けるため
 の手がかりが、この本では語られているような気がした。
 そして期待以上だった。
 
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“デスノ”ファン必読のアナザーノート
2006-08-27 Sun 15:59
 2006年8月27日(日)

 (ネタバレではないので、安心してお読みください…笑)

 どういう話の流れでそれが出てきたのかは忘れてしまったが、
 おととい、長男と話していたとき、
 「ロサンゼルスBB連続殺人事件
 という言葉を彼が何気なく口にし、私は聞きとがめた。

 「何それ?」
 「え、知らないの? デスノートマニアのお母さんが?!」
 長男は本当に意外そうな顔をした。
 「デスノートの番外編というか、ノベライゼーションだよ。
  ここ2週間、書籍の売上ランキングでトップだよ。
  お母さんは立場的にも、売れ筋の本ぐらい知っとかないと
  ダメでしょ?」

 …知らなかったなぁ。
 私はWEB閲覧の入口ページは My Yahoo! にしていて、茨城の
 天気だとか、ブログのRSSリーダーだとか、主要ニュースの
 見出しだとか、自分が欲しい情報を表示させている。
 丹念にチェックしているわけではないが、人気の映画CD
 書籍のランキングも5位までは表示させている。

 以前にも書いたように(6/28日記参照)、私は漫画DEATH NOTE
 の大ファンだし、実写版映画もホイホイ見に行ったくらいだから、
 デスノート関連の書籍がベストセラーになっていたら、気づかぬ
 はずはないと思ったのだが、 My Yahoo! の書籍ランキングは
 オンラインの本屋さんのものだから、実際の本屋の店頭で売れ
 ている本とはタイムラグが生じる。で、全く上位には入っていな
 かったのだ。
 トーハン調べの全国書店売り上げランキングを見たら、本当に
 「DEATHNOTE アナザーノート ロサンゼルスBB連続殺人事件
 (タイトル、長っ!)は、2週連続で1位になっていた。
 ジャンル別でなく、総合で1位というのはスゴイ。
 デスノート人気、恐るべしである。

DEATH NOTE アナザーノート ロサンゼルスBB連続殺人事件 DEATH NOTE アナザーノート ロサンゼルスBB連続殺人事件
西尾 維新、大場 つぐみ 他 (2006/08/01)
集英社
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クライマーズ・ハイ -極限状態から見えるもの-
2006-07-25 Tue 13:25
 2006年7月25日(火)

 夫は年間100冊以上の本を読んでいるので、一応「読書家」
 の部類に入るだろう。 が、“本好き”とか“本の虫”というよ
 りは、“活字中毒”に近い。
 (読書を楽しんでいるようには、あまり見えない。)
 電車の中などの移動中、店での待ち時間は、基本的に、
 いつも本を読んでいる。
 家では、テレビを見ながら(時にはラジオまで聴きながら)
 本を読んでいる。
 ちょっとした外出時にも、財布を忘れることはあっても、本は
 忘れない。
 地方への出張時には、電車の遅れなどで、どんな待ち時間
 が生じるかわからないし、そういう場合に読む本がなくなっ
 てしまうのは不安だからと言って、予備の本まで何冊も持っ
 ていったりする。

 夫が、読んだ本を私に勧めることは滅多にない。
 が、たまには、話題にのぼる本もある。
 「クライマーズ・ハイ」(横山秀夫著・文藝春秋社刊)は、そん
 な1冊。話に聞いたのは、何カ月も前だ。
 横山氏自身の、若き日の新聞記者時代の体験をもとに、あの
 御巣鷹山での日航ジャンボ機墜落事故を、報道した者の視点
 から
描いた作品という。

    記録でも記憶でもないものを書くために、
    18年の歳月が必要だった。
                ──横山秀夫──


クライマーズ・ハイ クライマーズ・ハイ
横山 秀夫 (2006/06)
文藝春秋
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 その設定に少なからず興味をそそられたのだが、ずっと読み
 そびれていて、ようやく私が読んだのは、数日前のことだ。
 
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詳しくは語れない…(ハリー・ポッター最新巻のこと)
2006-05-20 Sat 23:36
 2006年5月20日(土)

 ハリポタ最新巻を、一昨夜 読了。
 第5巻を読んでから、今回の第6巻「ハリー・ポッターと謎の
 プリンス
」が出るまで、ずいぶん長く待たされた気がする。
 (5巻の内容を忘れているところもあったので、6巻を読む前に、
  ざっとでも、おさらいしておけば良かった…。)

 この物語のスゴイところは、読み進めるに従って、過去の巻に
 起こったことの意味がわかってくるところ。
 実によく練られた、壮大な構想のもとに書かれている。

 予想外のことが起こるのは、毎度のことだが、今回も

 え~っ? うそぉぉぉ~!

 (しかも結構ショック系)であった。

 …が、作者の意図を よくよく考えれば、これが自然な展開だと
 いうのもわかる。

 これから読む人のことを考えると、詳しい内容は語れないが、
 ひと言感想を言うなら…、

 あ~ん、どうなるのよ~?
 続き読みたい~~っ!


 (結構、悶々系?)である。
 
 …って、第7巻が出るの、一体いつなんだか…(笑)
 
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ちいぱっぱ効果は…?(「定年ちいぱっぱ」)
2006-05-12 Fri 01:49
 2006年5月12日(金)
定年ちいぱっぱ
 教育学の世界で、「メダカの学校」と「雀の
 学校」は、よく引き合いに出される。
 「だ~れが生徒か先生か~♪」というように
 先生と生徒とが友だちのように仲良く、和気
 あいあいと学ぶのが、メダカの学校。
 対して、先生が生徒より一段高い所にいて、
 「ム~チをふりふりチイパッパ~♪」と、
 教育を施すのが、スズメの学校である。

 「定年ちいぱっぱ」(小川有里著・毎日新聞
 社刊)というこの本は、定年を迎えたが、家
 のことは何もできない役立たずな亭主
を、
 著者である奥さんが、愛のムチのスパルタ方式
 で教育していく日々を描いた、面白エッセイである。

 この本を男の人が読むと、日頃の怠惰を反省して、いろいろ家事
 を手伝ったり、奥さんに優しくなったりすることが多いそうで、
 それは「ちいぱっぱ効果」と呼ばれている。
 ご近所主婦仲間のT中さんが、ご亭主にこの本を読ませたら、
 ご亭主、彼女のことを「○○子様」と呼ぶようになったという(笑)。
  なに~っ?!
  そんな良い本、是非、うちの夫にも読ませなければ!

 …と思って、私が買ってきたのは、かれこれ半年ほど前だ。
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